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出張先のバンコクでタイポップスを楽しんでいます [ラジオを聴いている]

先週の土曜日からバンコクに滞在しているのですが、ホテルにいるときは、つけっぱなしにしたラジオから流れるタイポップスを楽しんでいます。

私は、出張の時は必ず小型のBCLラジオを一緒に持っていき、その土地のラジオ放送を聴くのが隠れた楽しみとなっています。今回もホテルの部屋のテーブルに、外付けのスピーカー(Audio-technica AT-SPG50)を繋いだ小型のラジオ(TECSUN PL-380)を設置、このラジオはこのラジオはETM(イージーチューニングモード)という、メモリに記憶させた放送局のデータを削除することなくスキャンして一時的に記憶させるという、旅先での使用に便利な機能を備えているので、これを使ってチューニングしたFMラジオ放送局をザッピングし、気に入った局の放送を選んで聴いています。

こうして私は、地元のFM局で多くのタイポップス曲を初めてじっくりと聞いてみたのですが、どの曲もメロディアスでポップ、親しみやすいものばかりです。いかにも日本人ごのみというか、AOR風のスローバラード曲が多くて、すっかり気にいってしまいました。本当にいい曲ばかりです。

Youtubeには多くのタイポップス曲がアップされているようなので、帰国してから、ちょっと本格的に聴いてみようと思います。こうして訪れた土地の音楽に接し、私は多くの刺激を受けることができました。

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(2017年11月14日追記)
先週金曜日に帰国してからは、私は専らインターネットでタイポップスを楽しんでいます。私が聴いているのはMazz radioというインターネットラジオ局でして、下記のアドレスから聴くことができます。メロディアスで情感に溢れながらも、それほど、くどくもなく、どこかで聴いたことがあるような、懐かしさを感じさせる曲ばかりです。是非一度、聴いてみてください。
http://www.niyamedia.com/ (このサイトの右側がMazz Radioです)

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最近になって、またフィルムカメラを使ってみたいと考えはじめました [●●を使っている]

昔の話で恐縮ですが、私が小学校高学年の時はちょうど日本中がSLブーム(注)に沸いていた頃でして、当時、福岡県北九州市に住んでいたこともあって、他の少年たちと同様、私も父からカメラを借りて友達と一緒に、主に鹿児島本線や筑豊本線、時には日田彦山線や田川線、後藤寺線まで出向いては、8620や9600、C11やD51といった蒸気機関車の写真を夢中になって撮っていました。
(注)SLブームは、1960年代から1970年代に日本で起きた、蒸気機関車(Steam Locomotive = SL)を追うブームである。その時期については、1965年から蒸気機関車全廃の1975年までの約10年間とされる。(以上、Wikepedia「SLブーム」解説文より引用)

その時に、父から借りていたカメラはミノルタ(Minolta)のAL-Eという、セミオートのレンジファインダー・カメラです。「シャッター優先AE(auto exposure:自動露出)」方式という、シャッター速度を手動で決めることで、自動で絞りの値が決まる露出方式のカメラでして、カメラに内蔵された距離計(レンジファインダー)を使ってピントを合わせて撮影します。

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写真はミノルタ AL-E 今見ても、とても端正で美しいカメラです。

最近になって、むかし夢中になって、このようなフィルムカメラを使って、SLの写真を撮っていたことをよく思い出すようになりました。あの時、両手に感じたカメラのがっしりとした重さ、ファインダーをのぞきながら、ピントを合わせてシャッターを切るときの高揚感、そしていったいどんな写真が撮れているのか写真屋さんからネガとプリントを受け取るときのドキドキ感、思い出せば思い出すほど、もう一度、その感じを味わってみたいとの思いが高じてきます。

ネットオークションを見てみると、こうした昔のファイルムカメラが数多く出品されています。そこでキャノンのセミオートのレンジファインダー・カメラ(キャノネットQL17)を入手、フイルムは昔、SLを撮るときに使っていたKodakの白黒フィルム(TRI-X 400)を用意して、今度の海外出張時に持参してほぼ45年ぶりの撮影を楽しもうと考えました。

前の記事で今回、二週間ほど、香港・バンコク・シンガポールに出張し、その際にいつも持参するパソコン、小型BCLラジオ(TECSUN PL-380)に加えて、最近手に入れた、とっておきの秘密兵器も持参することを書きましたが、「秘密兵器」は、このフィルムカメラのことだったのです。現在、香港に滞在していまして、昨日、トランクからこのカメラを取り出し、さっそく使おうとしたのですが、なんと、シャッターが切れません。出発前には動作していたのですが、どうも故障してしまったようです。

今回は、とても残念な結果となってしまいました。このカメラを修理するか、また別のカメラを入手するかは、今後、帰国してから考えますが、何とかしてもう一度、あの小学校高学年の時の高揚感、ドキドキ感をまた味わってみたいという想いに変わりはありません。私のフイルムカメラ再体験の試みは、始まったばかりです。


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明日から二週間ほど、香港・バンコク・シンガポールに出張します [旅をしている]

明日(日曜日)から二週間ほどかけて、香港・バンコク・シンガポールに出張します。日程は香港に一週間ほど、そして週末にバンコクに入り、火曜日にはシンガポール、そして金曜日の朝に日本に帰国する予定となっています。

今年は、二月にプライベートでモルディブ、三月に北京、そして七月にモントリオールに出張して以来ですので、ほぼ四ヶ月ぶりの海外となります。今回訪れる都市はどれも以前、訪れたことのあるところばかりですので、少し気は楽です、一週目と二週目とで同行する同僚が変るのですが、それも気心の通じた仲間ばかりです。その隙間となる来週末の土曜日の午後と日曜日は(同行者もおらず)バンコクで一人となりますので、ちょうどバンコクに滞在している、大学時代に(僅かな期間ではありましたが)付き合っていた彼女と久しぶりに再会する予定です。

いつも持参するパソコン(今回は会社支給のSurface Pro)、小型BCLラジオ(TECSUN PL-380)に加えて、今回は最近手に入れた、とっておきの秘密兵器も持参するつもりです。この秘密兵器のことは出張後に皆さんに紹介したいと思いますが、さて、どんな旅になるのか、ちょっと風邪気味で体調がすぐれないのが心配ながらも、とても楽しみにしています。

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通勤電車内で甘耀明の「神秘列車」を飲み終えました [本を読んでいる]

先日、通勤電車内で甘耀明の「神秘列車」を飲み終えました。甘耀明(カン・ヤオミン Yao Ming Kan 1972年~)は台湾・苗栗県生まれ、客家出身の現代小説家です。以前 彼が2009年に発表した長編小説「鬼殺し」(原題「殺鬼」)を読み、その素晴らしさにすっかり魅了され(その時の記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2017-10-11、さっそく、日本で出版されているもう一冊の短編小説集である本書を読んでみたという訳です。

この作品集は、「「鬼殺し」の前後に書かれた短編を集めたもの」(訳者、白水紀子氏による「解説」から引用)で、2003年に台湾で刊行された同名の、11篇からなる短編集「神秘列車」(原題「神秘列車」)から「神秘列車」と「伯公、妾を娶る」の2篇、2010年に同じく台湾で刊行された「葬儀でのお話」(原題「喪禮上的故事」)からプロローグ及び最初の2話、そして2015年に刊行された長編小説「アミ族の娘」(原題「邦查女孩」)から独立した短編としても読める「鹿を殺す」が収録されています。
(この文章は同じく本書の訳者、白水紀子氏による「解説」を全面的に参考にし、一部引用しています)

これらの作品はいずれも同じ作者が書いたとは思えないほど、スタイル(作風)が異なるものながら、どれも作者の見事な文学的センスをひしひしと感じさせるものです。このうち「伯公、妾を娶る」については作品の舞台、登場人物等、「鬼殺し」との高い共通性が見られるもので、「葬儀でのお話」や「鹿を殺す」と同様、ポスト郷土文学作家と評される甘耀明の見事な才能の一端を感じられるものとなっています。

「神秘列車」は「祖父から少年へ、歴史記憶の継承というテーマを家族の愛の物語として描いた秀作」(訳者、白水紀子氏による「解説」から引用)で甘耀明の初期の代表作と評される、初々しさに溢れた作品で、なんとも清々しい読後感を得ることができました。

こうして彼の作品を読んでみると、その多様性に驚きながらも「家族」そして「歴史」がとても重要なキーワードであることに気づかされます。最新の長編である「アミ族の娘」の白水紀子氏による全訳が待たれます。アジアのガルシア・マルケス、ひいては将来のノーベル賞作家とも思われる彼の作品を私はこれからも続けて読んでみたいと切に思った次第です。

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甘耀明「神秘列車」(白水社エクス・リブリス)


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社外研修の最終日に、私は老舗洋食屋の立ち食いコーナーでカレーライスを頂きました [食事をしている]

私は7月中旬から10月中旬まで、資格取得のための社外研修を週二回(多い時は三回)のペースで、平日の夜の7時から9時半まで受講していて、研修会場は日本橋にあったことから、受講前にその界隈で立ち食い蕎麦やラーメン、カレーライスといった軽い夕食をとるのが私のささやかな楽しみとなっていました。

10月11日、この社外研修最後の日に何を食べるか悩んだ挙句、私が選んだのは「たいめいけん」の一角にあるらーめんコーナーのコールスローと大盛カレーライスです。皆さんもご存じの通り「たいめいけん」は1931年(昭和6年)創業、85年以上の歴史を誇る日本橋の老舗洋食屋でして、3代目オーナーの茂出木浩司氏はテレビでもよく見かける有名シェフです(と同時に彼は日本でも有数の凧の収集家としても知られています)。

この老舗洋食屋の一角は何と、立ち食いコーナーとなっていて、大人4人が並べば一杯となる狭いカウンターで、オリジナルのラーメンやカレーライスを食べることができます。更に特筆すべきはこのカウンターからはお店の厨房を一望することができ、多くのコックさんたちが忙しそうに色々な料理を作るところを間近に観ることができることです。懐にも優しいだけでなく、観ていてなんとも楽しいという、私のとっておきの場所となっています。

もちろん、立ち食いとはいえ料理は「たいめいけん」の名に恥じない本格的なもので、ラーメンのスープの上品な出汁やカレーの見事なフォンドボーの味を楽しむことができます。またつけあわせの50円のコールスローもとても美味しいです。

社外研修の期間中は、他には立ち食い蕎麦では「そばよし」「よもだそば」(「よもだそば」はカレーライスも有名)、ラーメン屋さんでは「めん徳 二代目 つじ田 」「ますたにラーメン」「らーめん バリ男」等で一人メシを楽しみました。もう暫くは日本橋を訪れることもないかと思いますが、また機会があれば訪れてみたいと思うお店が他にも沢山あります。日本橋界隈で働いている方々のサラメシ環境は充実してますね。少し羨ましいです。

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写真は「たいめいけん」らーめんコーナー。尚、以前、紹介した日本橋の博多うどん屋さんの記事はこちらです→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2017-08-17


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通勤電車の中で「小川未明童話集」を読み終えました。 [本を読んでいる]

少し前の話になってしまって恐縮ですが、先週、「小川未明童話集」(新潮文庫)を読み終えました。私が読んだ本は先々週の週末に、自宅近くの古本屋さんで店先の棚に百円で投げ売りされていたものです。ちょうど、甘耀明の「鬼殺し」(上・下巻)を飲み終えたばかりで(その時の記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2017-10-11、その影響もあってか、何となく日本の民話を読みたい気分になっていたことと、幼いころに「赤いろうそくと人魚」を読んで、とても印象深かった思い出があるにもかかわらず、あらすじをすっかり忘れていることに気付いたことが手に取るきっかけとなりました。

少し、話題は逸れますがこの古本屋さん(「Tweed Books」)は、2015年の夏に開店したばかりという、国内外の文学書、哲学書、芸術書、音楽やファッション関係の書籍が特に充実した、とてもおしゃれで品の良い雰囲気の、私のお気に入りのお店です。ただ、私は経済的な理由及び所蔵スペースの問題から、いつもは図書館で本を借りて読むようにしているので、なかなか本を買う事はありません。応援したいと思いながらも、行っては眺めるだけで、いつも申し訳ない気がしていました。そんな中、今回は文庫本でかつ百円だったので、つい買ってみたという次第です。

小川未明の童話を読むのは、それこそ50年ぶり近くになるのではないでしょうか?読んで、最初に感じたことは、なんて美しい日本語の文章なんだろうという感嘆でした。私は、それこそ一気に読み、そしてすぐにもう一度読み返したいと思いました。どのお話も単純なハッピーエンドではなく、含蓄があり、読後に深い余韻を残すものばかりです。これは宮沢賢治と同様、大人こそが味わうべき童話です。本当に素敵な読書体験を得ることができました。

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「小川未明童話集」(新潮文庫)。私が入手したのは表示されている定価も100円の、とても古い本でした。


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やっと「この世界の片隅に」を観終えました [映画を観ている]

今年の三月、北京に出張した際の帰りの機内で映画「この世界の片隅に」(2016年/日)を観始めたものの、映画の途中で羽田空港に到着してしまい、最後まで観ないままとなっていました(その時の記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2017-04-05。先々週の週末の夜、次女がなんと、本映画のDVDを借りて一人、自宅で観ていたので、途中から私もご一緒させてもらい、何とか最後まで観終えることができました。

この映画は2016年にミニシアターを中心に公開されるも、口コミでその評判が拡がり、異例の累計動員数200万人を越えるヒットとなった、こうの史代による同名漫画を原作とする、片渕須直監督・脚本、MAPPA制作の日本の長編アニメーション映画で、

1944年(昭和19年)2月、18歳のすずは広島から軍港のある呉の北條家に嫁ぐ。戦時下、物資が徐々に不足する不自由さの中、すずは持ち前の性格で明るく日常を乗り切っていたが、翌年の空襲によって大切なものを失う。広島への原子爆弾投下、終戦。それでもすずは自分の居場所を呉と決め、生きていく。
(以上Wikipediaの「この世界の片隅に」解説文「あらすじ」からの引用です)

ものです。私は前回(三月)はすずと義姉の娘、晴美が呉の病院に義父を見舞いにいくところまで観ていたのですが、今回、観始めたその直後からストーリーが一気に展開したのには本当に驚かされました。ネタばれになってしまうので、具体的な内容の紹介は控えますが、戦争、そして原爆の悲惨さと共に、その中で生きていく庶民の人々の優しさ、逞しさ、そして、それらの生きざまの底に流れる、控え目ながらもしっかりとした人間讃歌は深く私の心を打ちました。映画の出来という観点からすると、後半部分はすこし詰め込み過ぎで整理しきれていない部分もあったように感じましたが、それでも、みんなに観て貰いたいと思わせる、とても素晴らしい映画だと感じ入った次第です。

私は、半年ぶりながらも、なんとかこの映画を観終えることができました。実は恥ずかしながら、この映画の事はすっかり忘れていました。偶然とはいえ、次女がレンタルで借りてきてくれて本当に良かったです。

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「この世界の片隅に」映画ポスター


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新聞夕刊のコラムを読んで、とても感心しました [本を読んでいる]

私は日本経済新聞の夕刊(一面)に掲載されている「あすへの話題」を読むのを楽しみにしているのですが、10月7日の龍谷大学農学部教授 伏木 亨(ふしき とおる 1953年~)氏のコラム(「老人を育てる」)には、(内容の面白さに思わず笑ってしまいながらも)とても感心しました。本当は全文を紹介したいところですが、一部だけ紹介しますと、

反応の鈍さと判断の遅さは老人の武器である。反応の鈍さをひとは重厚と感じる。決断の遅さは深い思慮を漂わせる。(以上、日本経済新聞2017年10月7日夕刊「あすへの話題」からの引用)

といった具合で、自らを老人として自覚した上での、自戒を込めた、示唆とユーモアに溢れた文章には、思わず瞠目した次第です。こんな見事な文章を書く伏木氏は、さぞかし魅力的な方なんだろうなあと思います。食品化学者としての著作も沢山あるようなので、今度、読んでみようと思った次第です。

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こちらがその記事。

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伏木 亨「コクと旨味の秘密」(新潮新書)。面白そうだったので、先ほど図書館の貸出予約をした所です。

(2017年10月17日追記)
さっそく、図書館から伏木 亨著「コクと旨味の秘密」(新潮新書)を借りて読んだのですが、科学的なアプローチで「コク」とは何かということを易しく解説した良書でして、久々に知的好奇心が刺激され、とても楽しい読書体験を得ることができました。食品科学者としての単なる科学的分析に留まらず、文化論にまで展開されているところが素晴らしいです。新書で、とても読みやすいことも特筆すべき事ですね。これからも機会を見つけて伏木氏の他の著作を読んでみようと思いました。


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会社からSurface Proが支給されました [●●を使っている]

先週の金曜日に、勤務先から新しくノートパソコンにもタブレットにも変形できる2in1のモバイルPC、マイクロソフトのSurface Proが支給されました。スペックはRAM4GB、CPUは Intel Core i5、SSD128GBといったもので、ペンとカバーにもなるキーボードも付いています。社内の無線LANに自動的に接続される設定となっていて、社内であれば(本社、国内の支社、多くの子会社等)どこでも使うことができます。

久々に新たなデジタルガジェットを手にして、ちょっとわくわくしています。とはいえ私の場合、普段、仕事は殆ど(据え置き型のPCがある)執務室内で行いますので、こうしたモバイル機器を活用する機会はあまり無さそうです(トホホッ)。また、自宅ではプライベートのパソコンで会社のメールやドキュメント類を扱うことができるようになっていますので、わざわざ自宅に持ち帰る必要もありません。強いて使うとなると通勤電車内となりますが、これもスマホがあれば十分なんですよね。SurfaceにはGPS機能は付いていないですし…

(本当ならば色々といじり倒したいところですが)会社から貸与されたPCとなりますので、勝手にアプリケーションをインストールしたりすることは御法度です。とりあえずWindows Helloの顔認証機能を使って、ログイン画面でディスプレイの上にあるカメラでユーザーを認識するようにし(これは便利です)、自動的にデスクトップ画面やロック画面の背景を日替わりで替えるようにしたくらいですが(汗)、これ以上は弄らずに使ってみることとします。

実は、今月末から2週間ほど、香港、バンコク、シンガポールに出張する予定となっているので、このSurfaceを携行して、メールの送受信からドキュメントの編集、そしてスカイプを使ってのオンライン会議まで、フルに活用してみようと思っています。今後 使い勝手等、気付いたことがあれば使用感を含めレポートするつもりです。

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写真はSurface pro。私の場合はカバーキーボードを付けた状態(PCモード)で使うことが殆どとなりそうです。


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週末、日曜日の朝に自宅で甘耀明の「鬼殺し」を飲み終えました [本を読んでいる]

先週末の三連休の日曜日の朝、自宅で甘耀明の「鬼殺し(上・下巻)」(原題「殺鬼」)を飲み終えました。甘耀明(カン・ヤオミン Yao Ming Kan 1972年~)は台湾・苗栗県生まれ、客家出身の作家で、私にとっては呉明益の「歩道橋の魔術師」(原題「天橋上的魔術師」)に続く(この作品を読んだ時の記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-07-04、台湾の現代小説家による作品となります。この作品は、

「鬼殺し」は、一九四一年十二月の太平洋戦争勃発から一九四七年の二・二八事件までを背景に、日本統治時期から戦後に至る台湾の複雑な歴史に翻弄されながらも、たくましく生き抜いた客家の少年とその祖父の物語である。
「鬼殺し」はマジックリアリズムの手法を用い、台湾の歴史と民衆の歴史記憶とを甘耀明の豊かな想像力で融合させた密度の高い物語である。
(以上「鬼殺し」下巻、訳者白水紀子の「解説」冒頭文からの引用)

でして、まさしく、東南アジアのガルシア・マルケスとも言えるような濃密な小説世界に魅了されました。ご存じのようにマジックリアリズム(魔術的現実主義)とは、

日常にあるものが日常にないものと融合した作品に対して使われる芸術表現技法で、主に小説や美術に見られる。幻想的リアリズムと呼ばれることもある。ジークムント・フロイトの精神分析や無意識とは関わらず、伝承や神話、非合理などといったあくまで非現実的なものとの融合を取っている手法である。
(以上「Wikipedia」の「マジックリアリズム」解説文からの引用)

で、読み手にとっては想像力をかきたてられ、読書の楽しみを存分に味わうことができる優れた小説技法かと思います。イタリアのイタロ・カルヴィーノ、ポルトガルのジョゼ・サラマーゴ、モロッコのタハール・ベン=ジェルーン、そしてアルゼンチンのホルヘ・ルイス・ボルヘス、コロンビアのガルシア・マルケスといったように私の大好きな作家はマジックリアリズム作家が特に多いです。この甘耀明の作品においても鬼と人間との関係を中心に、日本人、華人、台湾の原住民の歴史、言語、風俗、宗教が絡み合いながら、独特かつ見事な小説世界が作りあげられています。また一方で、この台湾に生まれた客家の一少年のアイデンティティーの確立、成長の物語でもあり、教養小説の趣きもそなえています。上下巻にわたる長編小説なのですが、私は飽くことなく、一気に読みました。まさしく骨太という言葉がぴったりの、見事な小説でした。台湾には多くの素晴らしい作家がいるのですね。もし、まだ読んでいらっしゃらないようでしたら、是非一度手にとってみてください。読みだしたとたん、頁をめくる手を止めることはもうできませんよ。

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甘耀明「鬼殺し(上・下巻)」(白水社エクス・リブリス)。それにしても作者の「日本」に対する知識の深さには驚嘆させられます。尚、本記事に出てくる漢民族の一派である「客家(はっか)」について興味のある方はWikipediaの以下の項目
「客家」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E5%AE%B6
「客家人の一覧」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E5%AE%B6%E4%BA%BA%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
等を参照下さい。
また、私は以前、マレーシアに出張した時に、客家料理を食べたことがあります。その時の記事は以下となります。
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-10-01


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