So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

通勤電車の中で「小川未明童話集」を読み終えました。 [本を読んでいる]

少し前の話になってしまって恐縮なのですが、先週、「小川未明童話集」(新潮文庫)を読み終えました。私が読んだ本は先々週の週末に、自宅近くの古本屋さんで店先の棚に百円で投げ売りされていたものです。ちょうど、甘耀明の「鬼殺し」(上・下巻)を飲み終えたばかりで、その影響もあってか、何となく日本の民話を読みたい気分になっていたことと、幼いころに「赤いろうそくと人魚」を読んで、とても印象深かった思い出があるにもかかわらず、あらすじをすっかり忘れていたことに気付いたことが手に取るきっかけとなりました。

少し、話題は逸れますがこの古本屋さんは、2015年の夏に開店したばかりという、国内外の文学書、哲学書、芸術書、音楽やファッション関係の書籍が特に充実した、とてもおしゃれで品の良い雰囲気の、私のお気に入のお店です。ただ、私の経済的な理由及び所蔵スペースの問題から、いつもは図書館で本を借りて読むようにしているので、なかなか、このお店で本を買う事はありません。応援したいと思いながらも、行っては眺めるだけで、いつも申し訳ない気がしていました。そんな中、今回は文庫本でかつ百円だったので、つい買ってみたという次第です。

小川未明の童話を読むのは、それこそ50年ぶり近くになるのではないでしょうか?読んで、最初に感じたことは、なんて美しい日本語の文章なんだろうという感嘆でした。私は、それこそ一気に読み、そしてすぐにもう一度読み返したいと思いました。どのお話も単純なハッピーエンドではなく、含蓄があり、読後に深い余韻を残すものばかりです。これは宮沢賢治と同様、大人こそが読むべき物語ですね。本当に素敵な読書体験を得ることができました。

51SB1G7CVZL.jpg
「小川未明童話集」(新潮文庫)。私が買ったものは、表示されていた定価も100円という、とても古い本でした。


共通テーマ:日記・雑感

やっと「この世界の片隅に」を観終えました [映画を観ている]

今年の三月、北京に出張した際の帰りの機内で映画「この世界の片隅に」(2016年/日)を観始めたものの、映画の途中で羽田空港に到着してしまい、最後まで観ないままとなっていました(その時の記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2017-04-05。先々週の週末の夜、次女がなんと、本映画のDVDを借りて一人、自宅で観ていたので、途中から私もご一緒させてもらい、何とか最後まで観終えることができました。

この映画は2016年にミニシアターを中心に公開されるも、口コミでその評判が拡がり、異例の累計動員数200万人を越えるヒットとなった、こうの史代による同名漫画を原作とする、片渕須直監督・脚本、MAPPA制作の日本の長編アニメーション映画で、

1944年(昭和19年)2月、18歳のすずは広島から軍港のある呉の北條家に嫁ぐ。戦時下、物資が徐々に不足する不自由さの中、すずは持ち前の性格で明るく日常を乗り切っていたが、翌年の空襲によって大切なものを失う。広島への原子爆弾投下、終戦。それでもすずは自分の居場所を呉と決め、生きていく。
(以上Wikipediaの「この世界の片隅に」解説文「あらすじ」からの引用です)

ものです。私は前回(三月)はすずと義姉の娘、晴美が呉の病院に義父を見舞いにいくところまで観ていたのですが、今回、観始めたその直後からストーリーが一気に展開したのには本当に驚かされました。ネタばれになってしまうので、具体的な内容の紹介は控えますが、戦争、そして原爆の悲惨さと共に、その中で生きていく庶民の人々の優しさ、逞しさ、そして、それらの生きざまの底に流れる、控え目ながらもしっかりとした人間讃歌は深く私の心を打ちました。映画の出来という観点からすると、後半部分はすこし詰め込み過ぎで整理しきれていない部分もあったように感じましたが、それでも、みんなに観て貰いたいと思わせる、とても素晴らしい映画だと感じ入った次第です。

私は、半年ぶりながらも、なんとかこの映画を観終えることができました。実は恥ずかしながら、この映画の事はすっかり忘れていました。偶然とはいえ、次女がレンタルで借りてきてくれて本当に良かったです。

507e0f31f5a568e5.jpg
「この世界の片隅に」映画ポスター


共通テーマ:日記・雑感

新聞夕刊のコラムを読んで、とても感心しました [本を読んでいる]

私は日本経済新聞の夕刊(一面)に掲載されている「あすへの話題」を読むのを楽しみにしているのですが、10月7日の龍谷大学農学部教授 伏木 亨(ふしき とおる 1953年~)氏のコラム(「老人を育てる」)には、(内容の面白さに思わず笑ってしまいながらも)とても感心しました。本当は全文を紹介したいところですが、一部だけ紹介しますと、

反応の鈍さと判断の遅さは老人の武器である。反応の鈍さをひとは重厚と感じる。決断の遅さは深い思慮を漂わせる。(以上、日本経済新聞2017年10月7日夕刊「あすへの話題」からの引用)

といった具合で、自らを老人として自覚した上での、自戒を込めた、示唆とユーモアに溢れた文章には、思わず瞠目した次第です。こんな見事な文章を書く伏木氏は、さぞかし魅力的な方なんだろうなあと思います。食品化学者としての著作も沢山あるようなので、今度、読んでみようと思った次第です。

DSC_2005.JPG
こちらがその記事。

81YXHlX2Y9L.jpg
伏木 亨「コクと旨味の秘密」(新潮新書)。面白そうだったので、先ほど図書館の貸出予約をした所です。

(2017年10月17日追記)
さっそく、図書館から伏木 亨著「コクと旨味の秘密」(新潮新書)を借りて読んだのですが、科学的なアプローチで「コク」とは何かということを易しく解説した良書でして、久々に知的好奇心が刺激され、とても楽しい読書体験を得ることができました。食品科学者としての単なる科学的分析に留まらず、文化論にまで展開されているところが素晴らしいです。新書で、とても読みやすいことも特筆すべき事ですね。これからも機会を見つけて伏木氏の他の著作を読んでみようと思いました。


共通テーマ:日記・雑感

会社からSurface Proが支給されました [●●を使っている]

先週の金曜日に、勤務先から新しくノートパソコンにもタブレットにも変形できる2in1のモバイルPC、マイクロソフトのSurface Proが支給されました。スペックはRAM4GB、CPUは Intel Core i5、SSD128GBといったもので、ペンとカバーにもなるキーボードも付いています。社内の無線LANに自動的に接続される設定となっていて、社内であれば(本社、国内の支社、多くの子会社等)どこでも使うことができます。

久々に新たなデジタルガジェットを手にして、ちょっとわくわくしています。とはいえ私の場合、普段、仕事は殆ど(据え置き型のPCがある)執務室内で行いますので、こうしたモバイル機器を活用する機会はあまり無さそうです(トホホッ)。また、自宅ではプライベートのパソコンで会社のメールやドキュメント類を扱うことができるようになっていますので、わざわざ自宅に持ち帰る必要もありません。強いて使うとなると通勤電車内となりますが、これもスマホがあれば十分なんですよね。SurfaceにはGPS機能は付いていないですし…

(本当ならば色々といじり倒したいところですが)会社から貸与されたPCとなりますので、勝手にアプリケーションをインストールしたりすることは御法度です。とりあえずWindows Helloの顔認証機能を使って、ログイン画面でディスプレイの上にあるカメラでユーザーを認識するようにし(これは便利です)、自動的にデスクトップ画面やロック画面の背景を日替わりで替えるようにしたくらいですが(汗)、これ以上は弄らずに使ってみることとします。

実は、今月末から2週間ほど、香港、バンコク、シンガポールに出張する予定となっているので、このSurfaceを携行して、メールの送受信からドキュメントの編集、そしてスカイプを使ってのオンライン会議まで、フルに活用してみようと思っています。今後 使い勝手等、気付いたことがあれば使用感を含めレポートするつもりです。

img001.jpg
写真はSurface pro。私の場合はカバーキーボードを付けた状態(PCモード)で使うことが殆どとなりそうです。


共通テーマ:日記・雑感

週末、日曜日の朝に自宅で甘耀明の「鬼殺し」を飲み終えました [本を読んでいる]

先週末の三連休の日曜日の朝、自宅で甘耀明の「鬼殺し」(上・下巻)を飲み終えました。甘耀明(カン・ヤオミン Yao Ming Kan 1972年~)は台湾・苗栗県生まれ、客家出身の作家で、私にとっては呉明益の「歩道橋の魔術師」に続く(この作品を読んだ時の記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-07-04、台湾の現代小説家による作品となります。この作品は、

「鬼殺し」は、一九四一年十二月の太平洋戦争勃発から一九四七年の二・二八事件までを背景に、日本統治時期から戦後に至る台湾の複雑な歴史に翻弄されながらも、たくましく生き抜いた客家の少年とその祖父の物語である。
「鬼殺し」はマジックリアリズムの手法を用い、台湾の歴史と民衆の歴史記憶とを甘耀明の豊かな想像力で融合させた密度の高い物語である。
(以上「鬼殺し」下巻、訳者白水紀子の「解説」冒頭文からの引用)

でして、まさしく、東南アジアのガルシア・マルケスとも言えるような濃密な小説世界に魅了されました。ご存じのようにマジックリアリズム(魔術的現実主義)とは、

日常にあるものが日常にないものと融合した作品に対して使われる芸術表現技法で、主に小説や美術に見られる。幻想的リアリズムと呼ばれることもある。ジークムント・フロイトの精神分析や無意識とは関わらず、伝承や神話、非合理などといったあくまで非現実的なものとの融合を取っている手法である。
(以上「Wikipedia」の「マジックリアリズム」解説文からの引用)

で、読み手にとっては想像力をかきたてられ、読書の楽しみを存分に味わうことができる優れた小説技法かと思います。イタリアのイタロ・カルヴィーノ、ポルトガルのジョゼ・サラマーゴ、モロッコのタハール・ベン=ジェルーン、そしてアルゼンチンのホルヘ・ルイス・ボルヘス、コロンビアのガルシア・マルケスといったように私の大好きな作家はマジックリアリズム作家が特に多いです。この甘耀明の作品においても鬼と人間との関係を中心に、日本人、華人、台湾の原住民の歴史、言語、風俗、宗教が絡み合いながら、独特かつ見事な小説世界が作りあげられています。また一方で、この台湾に生まれた客家の一少年のアイデンティティーの確立、成長の物語でもあり、教養小説の趣きもそなえています。上下巻にわたる長編小説なのですが、私は飽くことなく、一気に読みました。まさしく骨太という言葉がぴったりの、見事な小説でした。台湾には多くの素晴らしい作家がいるのですね。もし、まだ読んでいらっしゃらないようでしたら、是非一度手にとってみてください。読みだしたとたん、頁をめくる手を止めることはもうできませんよ。

51mK47YIEDL.jpg

51e6JJx0DAL.jpg
甘耀明「鬼殺し(上・下巻)」(白水社エクス・リブリス)。それにしても作者の「日本」に対する知識の深さには驚嘆させられます。尚、本記事に出てくる漢民族の一派である「客家(はっか)」について興味のある方はWikipediaの以下の項目
「客家」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E5%AE%B6
「客家人の一覧」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E5%AE%B6%E4%BA%BA%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
等を参照下さい。
また、私は以前、マレーシアに出張した時に、客家料理を食べたことがあります。その時の記事は以下となります。
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-10-01


共通テーマ:日記・雑感

友人から素敵なお酒を教えて貰いました [お酒を飲んでいる]

昨夜、ドイツ赴任時に知り合い、もう25年来の付き合いとなる友人と、横浜、関内で落ち合い、食事をしました。そして最後に立ち寄った阪東橋近くの1964年から続く老舗のバー「アポロ」で、その友人が酒棚にあるのを見つけ、とても懐かしがりながら私に教えてくれたお酒が、ギリシャのブランデー、メタクサ(Metaxa)です。

       413OzJw89VL.jpg
      メタクサ グランド ファイン 700ml

何と言ってもこのカラフルな陶器のボトルが印象的です。彼は昔、都内のホテルのバーに、このボトルをキープし、飲みきった後もこのボトルにお酒を詰め替えて貰っていたそうです。このお酒は、

メタクサ社はギリシャの蒸留酒メーカーとしては最古の歴史を持ち、酒の輸出でも、ギリシャNo1の実績を誇っている。 メタクサ・ブランデーは、単式蒸留器で2回蒸留し熟成後、マスカット・ワイン、甘味料とメタクサ社秘伝のエキス(バラの花びら、数種のハーブから抽出される自然のエッセンス)をブレンド後、再度熟成される。これらを添加することで、メタクサ・ブランデーはブランデーのようにハードではなく、ややリキュールにちかい、あまやかな味わいになる。グランド・ファインは、15年以上熟成の原酒を色鮮やかな陶器瓶につめた同社の高級品。(以上AmazonのHP「商品紹介」からの引用)

とのことで、確かにコクはありながら、仄かに甘く、風味豊かな味がします。40度にもかかわらず飲みやすく、女性が好みそうな味ですね。友人は昔、(ボトルの華やかさも含め)女性を口説く時の助けに使ったと笑いながら告白してくれましたが、私もすっかり気に入ってしまいました。マスターによると、かつて港町横浜には多くのギリシア人の船員が来たこともあって、多くのギリシア料理店やギリシャのお酒を置くバーがあったのですが、ギリシア人船員の減少に伴い、こうした料理店やバーもすっかり減り、同様にこのメタクサも次第に忘れられてしまっているそうです。今、横浜界隈でこのお酒を置いているバーは、マスターの知る限りこの店を含めて2店位だとのこと。こうした港町としての横浜の歴史を、このお酒をきっかけにマスターから教えて貰った次第です。


共通テーマ:日記・雑感

自宅近くのショッピングモール内の喫茶店に行ってみたところ… [音楽を聴いている]

何度か記事でも書いていますが、私は多発性筋炎を患っており、現在も投薬による治療を受けています。昨日は区役所主催の(皮膚筋炎・多発性筋炎患者を対象とした)難病講演会が開催されたので、私は有給休暇を取得、家内と共に本講演会に参加しました。その後、買い物をすべく近くのショッピングモールに移動、まずはモール内の喫茶店でお茶を飲むことにしました。

入ったお店は上島珈琲店(トレッサ横浜店)です。今年の4月にオープンしたとのことで私にとっては初めて入るお店となります。スタイルはセルフ式で、手渡されたコーヒーとケーキが載ったトレイを自ら運んで空いていた四人掛けの席に座り、家内とコーヒーを飲みながら周りを見渡すと、店内が思ったよりも、シックで落ち着いた雰囲気であることに気付かされました。壁には私も初めてみるようなジャズのレコードジャケットが何枚か飾られており、そして店内の両壁に備え付けられたスピーカー(JBL4312M、2組)からは本格的なジャズが会話の邪魔にならない程度ながらも、比較的大きな音量で流れています。

ueshima_tressa002_556x371.jpg
こちらが上島珈琲店(トレッサ横浜店)の外観

ueshima_tressa005_556x421.jpg
そしてこちらが店内の様子。

ueshima_tressa007_556x488.jpg
こちらも店内の様子(奥側)。ジャズレコードのディスプレイ、そして天井近くに備え付けられたスピーカー、JBL4312Mも確認できるかと思いますこれら三枚の写真は上島珈琲店(トレッサ横浜店)のインテリアデザイン(空間設計)・内装工事・照明関連業務を担当されたパルコスペースシステムズのHP(http://www.parco-space.co.jp/works/detail/post-109.php)に掲載されているものです。何か問題等ございましたら御連絡下さい。すぐに削除致します。尚、念のため、申し沿えますと、私は上島珈琲店、パルコスペースシステムズの関係者ではありません。

思わず、スマートフォンを取りだし、アプリ(Shazam)でかかっている音楽を検索してみると、この作品以外、まったく他に録音がないというアルト・サックス・プレーヤー、Earl Anderzaのリーダー作「Outa Sight」から「Outa Sight」、そして次にかかったのは「Miles Davis & The Modern Jazz Giants」の「The Man I Love」でした。私は「まさか、こんなところにジャズ喫茶店があるなんて!」という驚きと嬉しさで胸が一杯になりました。

51ScqLjb3NL.jpg
Earl Anderza「Outa Sight」

51Aesl-js3L.jpg
そしてこちらが「Miles Davis & The Modern Jazz Giants」

皆さんもご存じの通り、老舗のジャズ喫茶店は客の減少、店主の高齢化、店の老朽化等が重なり、次々と閉店しているのが実情です。そんな中、上島珈琲店は横浜市内で10店舗、全国では100店舗以上あるようです。これらのお店で本格的なジャズが、それなりのスピーカーから流れているなんて、なんだか夢のようです。さすがにリクエストには応えてくれないでしょうが(苦笑)、私にとっては、大切な、自宅からもっとも近いジャズ喫茶店です。


共通テーマ:日記・雑感

自宅最寄駅近くのバーのマスターから、とても素敵な弾き語りの動画を教えてもらいました [音楽を聴いている]

昨夜、それももう、かなり深夜になって、久しぶりに自宅近くの、音楽と映画が大好きなマスターがいるバーを訪れてみました。その目的は、ドナルド・フェイゲン好きのマスターが、前回の記事で紹介したエヂ・モッタ(ED MOTTA 1971年~)が2013年に発表した「AOR」のことを知らないようだったら、是非、一度聴いてもらいたかった(殆ど、私のおせっかい…)からです。

運よく他にお客がいない中、マスターと二人でエヂ・モッタを聴きながら、のんびりと音楽談義に花を咲かせました(マスター、無理やり付き合わせてしまってごめんなさい)。ドナルド・フェイゲン(Donald Fagen 1948年~)を聴いてはその音の素晴らしさに改めて驚嘆したり、同様に音が素晴らしい事でマスターの印象に特に残っているヒューマンリーグ(The Human League)の「ヒューマン(Human)」を聴いたりしているうちに、いつの間にか話題はノーラ・ニーロ(Laura Nyro 1947~1997年)の「ニューヨーク・テンダベリー(New York Tendaberry)」やエヴァ・キャシディ(Eva Cassidy 1963 ~1996年)のブルーズアレイでのライヴ録音といった、弾き語りの歌の素晴らしさの話に移りました。

日本で、こうした弾き語りで、ノーラ・ニーロやエヴァ・キャシディのような、聴き手の魂を揺さぶることができるようなミュージシャンって、果たしているかしらと話していたところ、すぐに挙がった名前が玉置浩二(たまき こうじ 1958年~)です。するとマスターが、Youtubeに玉置浩二の素晴らしい弾き語りの動画がアップされていると教えてくれました。

早速、見せて貰ったのですが、これは素晴らしかったです、一つはテレビドラマの一シーンでの「いっそセレナーデ」、そしてもう一つは音楽番組上で、即興での井上陽水との共演による「夏の終わりのハーモニー」です。是非一度、観てみて下さい。何とも心に沁みいる演奏です。


こんな風に歌われたら、殆どの女性は一遍で恋に落ちてしまうのではないかと思わせます。


井上陽水の歌も見事で、この演奏を真近で聴くことができたタモリが羨ましいッス。


共通テーマ:日記・雑感

つい最近になって、エヂ・モッタの「AOR」というCDを知りました [音楽を聴いている]

前の記事でブラジルのMPB代表するシンガー・ソング・ライター、イヴァン・リンスの2015年の新作を紹介しましたが、同じブラジル人ミュージシャンで、つい最近になって聴き、一遍で夢中になったCDがエヂ・モッタ(ED MOTTA 1971年~)が2013年に発表した、その名もズバリ「AOR」です。

DISK UNIONのHPでは、このCDを「100%アダルト・オリエンテッド・ロックな2013年版GRP的サウンド」と評していましたが、その通りの非常に良質なAORサウンドです。まるでドナルド・フェイゲンの新作かとまで思わせる(声もとても良く似ているのです)ものの、そのポップで明るいサウンドは、まさしく私の好みで、聴いていて本当に心地良いものです。

2015年には続編ともいうべき「Perpetual Gateways」を発表しているとのことで、こちらも是非、聴いてみたいものです。もし80年代のAORサウンドが好きな方でしたら、この「AOR」は必ず好きになるかと思います。是非、一度聴いてみて下さい。


こちらがYoutubeにアップされているエヂ・モッタ「AOR」。こちらはブラジル国内で発売されたポルトガル語によるバージョン(ブラジル国外は英語バージョンが販売された)となります。ジャケットのデザインといい、すべてが計算されています。カッコいいです。

71DgmEFMa7L._SL1235_.jpg
ちなみにCD「AOR」の裏ジャケはこんな感じです。もう、笑っちゃうしかないですよね。おしゃれです。

(2017年9月29日追記)
その後、「AOR」の次回作となる「Perpetual Gateways」もYoutubeにアップされているのを見つけましたので貼っておきます。こちらもなかなか良いですよ。




共通テーマ:日記・雑感

イヴァン・リンスの2015年の新作「アメリカ・ブラジル」を聴きました [音楽を聴いている]

先週から、折に触れてイヴァン・リンス(Ivan Guimarães Lins 1945年~ )の2015年の新作「アメリカ・ブラジル」を聴いています。

私にとってイヴァン・リンスは特別なミュージシャンです。私は1989年に出た、Ivan Linsの世界進出作であった「Love Dance」を聴いて以来、かれこれ30年近く、彼の作品を聴き続けています。彼はMPB(読みはエミペーベー、1960年代後半からのブラジル・ポピュラー・ミュージックの一群を指します)を代表するシンガー・ソング・ライターです。

彼の音楽は、親しみやすく、美しいメロディーラインと、一聴しただけでは気付かないものの、非常に凝った見事なアレンジが特徴です。情感溢れた曲はまさしく日本人好みでして、(私も含め)多くのファンがいて、彼自身もよく来日してライブを行っています。

今回の新作は2015年度ラテン・グラミー賞MPB部門・最優秀アルバムを受賞したとのことです。勿論、この新作で聴ける曲は全て聴きやすくて、とても良質な音楽なのですが、敢えて贅沢な我儘を言わせて貰うと、何回も繰り返して聴きたくなるようなキメ歌に欠ける感じがしました。もし、初めてイヴァン・リンスを聴こうとなさる方には、この新作よりも、昔の作品やベスト集あたりから聴いて頂いた方が、夢中になり具合が変わってくる(かなり増す)かと思います。

少し愁いを含んだイヴァン・リンスの音楽には秋がピッタリですね。私がこのCDを今頃から聴き始めたというのも、そうした気分の現れかもしれません。

810siG8Al6L._SX355_.jpg
写真はイヴァン・リンス「アメリカ・ブラジル」(CD)


共通テーマ:日記・雑感
前の10件 | -