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月曜日の早朝、自宅で、新海誠監督の2013年の日本アニメ映画「言の葉の庭」を観ました [映画を観ている]

今日の朝、かなり早くに目が覚めてしまったので、自宅一階のリビングルームで、レンタルビデオ屋から借りてきていた新海誠監督の2013年の日本アニメ映画「言の葉の庭」を観ました。

私はこの監督の名前を、先週水曜日(7月27日)のNHKの朝のニュース番組(「おはよう日本」)の特集ダイジェストで初めて知りました。それによれば今年、アメリカの歴史あるエンターテイメント雑誌の「注目すべきアニメーター10人」に日本人として初めて選ばれ、今回の最新作(「君の名は。」)は北米でも上映される予定とのこと。番組では、併せて彼の最新作、過去の話題作が紹介されていたのですが、何と言ってもその風景映像の美しさ(「新海マジック」と呼ばれているそうです)には驚かされました。さっそく会社近くのレンタルビデオ屋で「言の葉の庭」「秒速5センチメートル」を借りてきたのですが、なかなか観る機会がなく、ちょうど、こうして月曜日の朝早く目が覚めてしまったので、これ幸いと、まずは「言の葉の庭」の方を観てみたという訳です。

「言の葉の庭」は上映時間が46分という、かなり短いアニメ映画となりますが、私にとっては、とても濃密かつ充実した時間を過ごすことができました。内容は、

“デジタル時代の映像文学”で世界を魅了する新海誠監督が少年のひと夏の淡い想いを描いた恋物語。靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は学校をさぼり、庭園で靴のスケッチを描いていた。そんなある日、彼は謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。
(「キネマ旬報社」データベースからの引用)

というもので、ストーリ、映像共に、「ピュア」という言葉がピッタリの、とても繊細な映画でした。私のような54歳の中年男にとっては、辛く切ない映画でもあります。この映画で表現されているような純粋な心、感受性に代表される、何か大切なものを既に失ってしまっている自分に気付かされるからです。「いつから僕は間違ってしまったのだろう・・・」という疑問というか後悔というか、自身に対する責めの気持ちに苛まれます。とても悲しい話ですが、最近になって(特に今年に入ってからというもの)「僕はどこかで間違えてしまった・・・」と思う事が多くなってきました。多分、私は今、あまり幸せではないのでしょう。

久しぶりに観たアニメ映画だったのですが、とても良かったです。日本のアニメ映画ならではの、作りの丁寧さのようなものがひしひしと感じられます。特に雨の景色と東京、新宿の映像描写は息を飲む素晴らしさです。この映像美だけでも観る価値はあると思います。

「言の葉の庭」を観ている46分の、つかの間のあいだ、私は、大切なものを失ってしまう前の少年時代に戻ることができました。新海監督、ありがとうございました。

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写真は劇場アニメーション『言の葉の庭』 DVD。DVDに併せて収められていた「新海誠監督&キャストインタビュー」での新海誠監督のインタビューはとても興味深く観ました。これを観ると、この映画が本当に細部まで練り込まれ、作り込まれていることが良く分かります。


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