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休暇中の自宅で、1994年のヨーロッパ映画「トリコロール/白の愛」を観ました [映画を観ている]

一週間のフリーバカンス中の平日(火曜日)の午後、自宅で、クシシュトフ・キェシロフスキ監督による「トリコロール」3部作の2作目となる「トリコロール/白の愛」(原題「Trois couleurs: Blanc」1994年/仏・波・羅合作)を観ました。この映画は、

「トリコロール」3部作は、それぞれの作品が「自由(青)・平等(白)・博愛(赤)」を象徴しており、本作は「愛の平等」をテーマとしている。3部作中で唯一、男性を主人公としており、他2作とは異なる喜劇タッチの作品となっている。
(以上、Wikipedia「「トリコロール/白の愛」解説文からの引用)

内容は、

ポーランド人理髪師のカロル(ズビグニェフ・ザマホフスキ)は、フランス人の妻・ドミニク(ジュリー・デルピー)から性的不能を理由に離婚を付きつけられる。フランス語もろくに話せず、異国で途方に暮れていたカロルは、偶然知り合った同郷の怪しげな男・ミコワイの手引きで、何とか故郷ポーランドに帰りつく。兄のもとに身を寄せたカロルは一念発起、実業家として成功する。そんな時、ミコワイから「ある男」の暗殺依頼が。時同じくしてカロルは、可愛さ余って憎さ100倍の元妻・ドミニクに対してある復讐を企てた―。
(以上、同じくWikipedia「「トリコロール/白の愛」解説文からの引用です)

というもので、愛を巡る当事者間の「不平等さ」をユーモラスかつ寓話的に描いた作品だとの印象を得ました。この作品には雪、凍った湖、鳩、ウエディングドレス、そして愛する人の肌といった形で、色々な「白」が象徴的に使われています。また、多くの「デカローグ」に出た俳優たちが本作にも出演しており、例えば、デカローグ第十話の兄弟が、そのまま(兄弟役として)本作で出てきます(あと、本作で公証人役を演じている初老の俳優や、ミコワイ役の俳優も、以前「デカローグ」で主役級を演じていました)。そして「青の愛」で主人公を演じたジュリエット・ビノシュも、ほんの僅かではありますが本作に出て来ます。

何とも、ひねりが効いた佳作と言ってよいかと思います。私は1時間半の間、キェシロフスキ監督の映像世界を存分に楽しみました。

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写真は「トリコロール/白の愛」(DVD)