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クアラルンプールへ向かう機内でテレビドラマを観ていたところ、素敵な曲が流れてきました [テレビを観ている]

出張でクアラルンプールへ向かう機内のビデオサービスで、「深夜食堂2」の最終話が放映されていました。以前、家内から、「深夜食堂」という漫画が、今だとLINE漫画で一巻から四巻までを無料で読める事を教えてもらい、とても面白く読んだことを思い出し、さっそく、観てみることにしました。

番組の冒頭、そしてドラマも佳境となり、小さな食堂「めしや」のマスター役の小林薫の渋い演技に見入っている時に、BGMとしてドメニコ・スカルラッティ(Domenico Scarlatti 1685~1757年)の「ソナタ イ長調 K.208」のピアノ演奏が使われていました。カート・ヴォネガット・ジュニア原作の小説を、1972年にジョージ・ロイ・ヒル監督が映画化した「スローターハウス5」の中で流れた、ピアニスト、グレン・グールド(Glenn Gould 1932~1982年)の演奏するバッハのチェンバロ協奏曲第5番の第二楽章が思い出されます。なんという素晴らしいセンスなのでしょう。スカルラッティの少し哀調を含んだ落ち着いた曲調とドラマの雰囲気が見事に合っています。私は夢中になって、聴き入りました。

555曲ものスカルラッティのソナタのうち、私がこれまで聴いた曲はごく僅かですが、その中で、この「ソナタ イ長調 K.208」は私の大好きな曲の一つです。Youtubeでは、オリジナルのチェンバロ演奏以外でも、ピアノ、ギター、ハープといった様々な楽器での演奏がアップされています。この曲が流れたとたん、部屋の空気が一変し、内省的な気持ちになります。是非一度聴いてみて下さい。


こちらは最初にスカルラッティのソナタ全曲の録音を行った夭折のチェンバリスト、スコット・ロスによる演奏。


こちらはギターによる、思い入れたっぷりの演奏。少しやりすぎな感じもしますが、こうした演奏もなかなか良いものです。


こちらはハープによる演奏。


そしてこちらが、ポルトガル出身のピアニスト、マリア・ジョアン・ピレシュ(Maria João Pires 1944年~)によるピアノ演奏。ブラジルでのライブ演奏とのことですが、これは本当に素晴らしい演奏だと思います。Youtubeには他にも、私にユーラ・ギュラーのベートーヴェンのピアノソナタ演奏やユーリ・エゴロフのことを教えてくれた日本の若手ピアニスト、内藤晃さんの演奏もアップされています。