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エドワード・ケアリーの「堆塵館」を読み終えました [本を読んでいる]

先週、昼休み中の会社の執務室で、エドワード・ケアリー(Edward Carey 1970年~)の「堆塵館」(原題「HEAP HOUSE」)を読み終えました。これはアイアマンガー三部作の第一部にあたり、

十九世紀後半、ロンドンの外れに巨大なごみ捨て場があった。幾重にも重なる山のその中心には『堆塵館』という、ロンドンの不用なごみの寄せ集めでできた巨大な屋敷があり、ごみから財を築いたアイアマンガー一族が住んでいた。一族の者は、生まれると必ず「誕生の品」を与えられ、その品を一生涯肌身離さず持っていなければならなかった。十五歳のクロッド・アイアマンガーは誕生の品の声を聞くことができる一風変わった少年だった。
一方、十六歳の孤児のルーシー・ペナントは、召使いとして堆塵館に入り、館の風変わりな伝統と習慣を教えられ、暖炉掃除係として働くことになる。そしてある夜クロッドと出会ったことで、一族の運命が大きく変わっていく……。
(以上、「Amazon」の「内容紹介」からの引用です)

という、十代の少年少女向けに書かれた物語です。

この物語における、奇想天外な独特の世界観と不気味ともいえる登場人物の多彩さは、この本の最大の魅力となっています。また、著者自身が描いた、非常に味のある、一風変わったな表紙のイラストと挿絵はそうした魅力を更に際立たせています。この本(第一部)のラストは余りにも衝撃的というかびっくりするもので、その後の展開が本当に気になります。

今後、機会を見つけて、続編(「穢れの町」)も読んでみようと思います。ただ、これは小説(文学)というより、あくまでも物語でして、ストーリーが全てといった感じですね。その点で、私にとっては必読というより、むしろ余裕(時間)があるときに読むような本ということになりそうです。

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エドワード・ケアリー「堆塵館」(東京創元社)


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