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最近になって、アーベルというドイツ古典派音楽の作曲家の曲を知りました [音楽を聴いている]

二月に入ってから、二週間の休暇を取り、そのうち一週間は家内と二人で海外旅行をしたこともあって、ブログの更新がほったらかしになってしまっていました。やっと今日あたりから、いつもの生活に戻ったので、これからぼちぼちと記事をアップするつもりです。ご心配をお掛けし、申し訳ありませんでした。今後とも宜しくお願いの程、申し上げる次第です。

本来でしたら、時系列順に、(家内と二人での)海外旅行のことから書くべきなのでしょうが、今回は、リハビリを兼ねて、まずは最近知った作曲家とその作品について、ご紹介したいと思います。

いつも、朝聞いているインターネットラジオで、バロック音楽専門番組である「Otto's Baroque Music Radio」を聴いていたところ、とても素敵な古典派の音楽が流れてきました。慌てて誰の曲か確認するとAbelという作曲家の、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ(Op.2、No.2)であるとのことでした。私にとって、初めて聞いた作曲家だったので早速、Wikipediaで調べてみると、

カール・フリードリヒ・アーベル(Carl Friedrich Abel, 1723年12月22日 - 1787年6月20日)は、ドイツの古典派音楽の作曲家。ヴィオラ・ダ・ガンバの音楽史上最後の名手であり、そのための貴重な音楽を作曲した。(以上Wikipedia「カール・フリードリヒ・アーベル」の解説文からの引用です)

とのことで、J・S・バッハの推薦で、ドレスデンのの宮廷楽団に入ったり、J・S・バッハの11番目の息子、ヨハン・クリスティアン・バッハとロンドンで定期演奏会を行ったりした人物で、モーツァルトが少年時代にロンドンを訪れた際、勉強のために筆写したアーベルの曲が、誤ってモーツァルト作曲『交響曲第3番 変ホ長調 K.18』として目録に載った(原曲はアーベル作曲『6つの交響曲集 Op.7』の第6曲)ことで有名だそうです。(この一文もWikipedia「カール・フリードリヒ・アーベル」の解説文のほぼそのままの引用です)

その後、この二月の休暇中に神保町の中古CDショップを訪れたときに、インターネットラジオで聴いた同じ演奏が収録された中古CDがとても安価で売られているのを見つけ、早速入手、それ以来、端正ながらも豊かな音楽性を感じられるこのCDは私の愛聴盤となっています。

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写真は、今回、私が入手したカール・フリードリヒ・アーベルの「SIX SONATAS Op.2」(CD)

是非、機会があればカール・フリードリヒ・アーベルの音楽を聴いてみてください。一見、単純で素朴なようで、奥深いところで高い精神性を感じられるかと思います。今年になって初めて知った、私の一押しの作曲家です。


こちらはYoutubeにアップされているカール・フリードリヒ・アーベルの「Adagio in A-Major」。こちらもとても落ち着いた美しい曲です。


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隣駅近くにある中古レコードショップを訪れました [音楽を聴いている]

自宅最寄り駅の隣駅近くに「ゴクラク(GOKURAKU)」という、かなり個性的な中古レコード屋さんがあり、機会がある毎に立ち寄っては、品揃えを確認するのが楽しみとなっています。以前はこの駅にはタチバナレコードという中古レコード屋もあったのですが2012年5月に閉店し、青葉区鴨志田の方に移転してしまったので、今、この駅周辺にある中古レコード店はここだけです。

この「ゴクラク(GOKURAKU)」ですが、ロック(ハードコアからプレグレまで幅広くカバー)、R&B、ブルース、ジャズ等の、かなりマニアックな中古レコード・CDを取り扱っており、見てて飽きることがありません。

先日も、週末に一人で訪れ、興味あるジャンルの中古レコードを一通りチェックしました。ロックはレア盤もかなりありますし、また一枚100円、300円の投げ売りコーナーにも、ちょっと気になるレコードがあったりして、なかなか楽しい時間を過ごしました。

結局、この日はアルトサックス奏者であるアーサー・ブライス(Arthur Blythe 1940年~)が1980年に録音した、かなりフリー色の強いジャズファンクアルバムである「Illusions」(中古LP)を購入しました。たしかこの録音は一度CD化されたものの、すぐ廃盤になってしまってCDでの入手が現在、困難になっているのです。A面ではギタリストのジェームス・ブラッド・ウルマー(James Blood Ulmer 1940年~)も共演していて、ブラック色の強い、かなり尖がった演奏がとても魅力的で、今聴いても古さを感じることはありません。

良い買い物ができてとても満足しています。私にとって「ゴクラク(GOKURAKU)」はこれからもずっと続いて欲しい中古レコードショップの一つです。

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こちらが。「ゴクラク(GOKURAKU)」で今回入手したArthur Blythe 「Illusions」


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私が最初に買ったレコードについて [音楽を聴いている]

この間、夜、自室でボーっとしながら、自分が生まれて最初にどんなレコードを買ったのか、つらつらと思い返しました。

まずクラシック音楽で最初に買ったレコードは、たしか、今から40年以上前、中学一年の時に購入した、ピアノはアルゼンチン出身の女性ピアニスト、マリア・アルゲリッチ(Maria Martha Argerich 1941年~)、指揮はイタリア出身のクラウディオ・アバド(Claudio Abbado 1933~2014年)、ロンドン響によるショパンのピアノ協奏曲第一番(裏面はリストのピアノ協奏曲)です。ある日、突然、ショパンのピアノ協奏曲のレコードが欲しくなり、そのままレコード屋さんに突撃して購入しました。その後、何故か自分がショパンのレコードを購入したことが恥ずかしくなってしまい、そのまま姉に、(ちょうどタイミングも良かったので)姉の誕生日のプレゼントとしてあげてしまいました。ちなみに私が姉に誕生日のプレゼントをあげたのは、後にも先にもこの時だけです(汗)。
この演奏は1968年の録音ですが、音も良く、また演奏もピアノ、オケ共に若々しい(アルゲリッチ27歳、アバド35歳ですから・・・)もので、今でもたまに聴きたいと思うものです。衝動買いした割には良い演奏を選んでいますね。多分、レコード屋さんで、どの演奏が良いのか訊いて購入したのだと思います。

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ジャズでは、たしか高校生(もしかしたら中学生)のときに買ったと思うのですが、キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley 1928~1975年)の、1958年録音のアルバム「Somethin' Else」です。皆さんもご存じの通り、キャノンボール・アダレイ名義にはなっているものの、実際にはマイルス・デイヴィス(Miles Davis 1926~1991年)のアルバムでして、一曲目の「枯葉」の演奏は特に名演として知られています。当時、ジャズを聴いてみたいと、これまた突然に思い立ち、本屋さんで買ったジャズ雑誌でこのレコードが推薦されていたのも読み、購入したかと思います。しかし当時はこのレコードを聴いても、全然良さが分からなかったです。お小遣い丸々一ヶ月分位の大金をはたいて買ったにもかかわらず、何回聴いても、つまらなくて、半泣きになった思い出があります(苦笑)。買ったレコードは間違っていなかったのですが、自分の耳がまだ、まったく大人になっていなかったという事ですね。勿論、今はこの盤の素晴らしさは分かりますし、たまに聴いてみたいとも思うのですが、この恥ずかしい思い出のせいか、これまで、なんとなく自分からかけることは無かったです。今は九州の実家のレコードラックに眠っているので、今度、帰省した時に久しぶりにじっくり聴いてみようと思います。

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そしてロックのジャンルで、最初に買ったレコードは確か、中学一年か二年の時に親にせがんで買ってもらったビートルズの1967年のアルバムである「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」です。当時、中学校ではビートルズが流行っていて、みんながビートルズのLPを持っているのに自分だけ一枚も持っていなくて、どうしても欲しくて欲しくて、親にせがんで買ってもらいました。実はこのレコードも「Somethin' Else」同様、最初に聴いた時は全然、良さが分かりませんでした。世評は非常に高いのですが、私は今でも、このレコードはビートルズの中では異色作だと思っています。あんなにせがんで買ってもらったのに、当時、あまり好きになれなくて辛い思いをしました。私にとってはちょっとトラウマじみた思い出となっています。

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こうしてみると、ジャズやロックでは、名盤を買っておきながら、その良さが理解できなかったことは、何とも切ない話ですね。まあ、歴史に残るような演奏が聴きやすい音楽かというと、そういう訳では決してないことは今では良く分かりますが・・・

このような音楽体験をしながらも、なんとかその後、ジャズもロックも良く聴くようになりました。特にジャズは、その素晴らしさは大学生になってから、それも三年生くらいの時になって、ようやく理解できるようになりました。今は私にとって、欠くべからざる音楽となっています。

ちなみに、私が生まれて初めて女性にプレゼントしたレコードは、ソビエト連邦出身のスヴャトスラフ・リヒテル(Sviatoslav Richter 1915~1997年)のピアノ、 ポーランド出身のスタニスラフ・ヴィスロツキがワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したラフマニノフのピアノ協奏曲第二番とリヒテルのソロによる同じくラフマニノフの前奏曲集(1959年録音)です。高校二年生の時にピアノを本格的に勉強していた同級生の女の子にプレゼントして告白しましたが見事にふられました(泣)。大学生になってからは、自分の好きな音楽をカセットテープにダビングして渡したりはしたのですが、女性にレコードをプレゼントしたのは、この一回だけです。多分、これからも、もう女性にレコード(CDも)をプレゼントすることはないような気がします。なんとも苦い思い出なのですが、でも、レコードのチョイスに関しては、なかなか良いセンスしていたなと今でも思います。思春期の貴重な思い出であり、私にとって忘れることのできないレコードです。

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以上、私の超個人的な思い出話でした。こんな話に最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました。


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特に印象に残っている、昨年聴いた曲、演奏について [音楽を聴いている]

昨日の夜遅く、自室で独り、「いいちこカップ12度(200ml)」を飲み、ボーっとしながら、昨年聴いた曲、演奏の中で、特に印象に残ったのは何だったか、思い出してみました。

ロック/ポップスで、すぐに思い浮かんだのは、アノーニ(ANOHNI)の「DRONE BOMB ME」と「4 DEGREES」です。昨年の5月、NHK FM「ワールドロックナウ」でこれらの曲を聴くまで、私は、このイギリス出身の〈女性〉アーティストのことをまったく知りませんでした。彼女はトランスジェンダーで、以前(90年代半ば)はアントニー&ザ・ジョンソンズを率いて、多くのアルバムも出していた(私は未聴)のですが、2016年にアノーニの名前でソロ活動を開始、これら2曲が収録されたファーストアルバム「Hopelessness」を発表したというわけです。

一聴しただけで私はまさしく打ちのめされました。

1曲目の、“Drone Bomb Me”は、アフガニスタンでアメリカのドローンに家族を殺された女の子の視点から歌われているのだが、歌詞が強烈で、「ドローン、私を爆破して」「私の頭をぶっ放して/私のきれいな内蔵を破壊して」「私を最初に殺して/そんなにイノセントじゃないのよ」「だから今夜は私を選んで」と綴られているのだ。恐ろしいことにどこかセクシーですらあり、男社会を揶揄しているのだとも思う。しかもこれが、キラキラなエレクトロニック・サウンドに乗せて歌われるのだ。
続く2曲目“4 Degrees”では、「たった4度でしょ」「それなら世界がゆで上がるのがみたい」「犬が水を欲しいと鳴くのが聴きたい/魚が腹を上にして海に浮かぶのが見たい」「森が燃えて動物が死ぬのが見たい」と、今のトップ40に入りそうな感極まるポップ・チューンで歌い上げるのだ。
(以上、ロックの最前線とあなたをつなぐ、最強の音楽情報サイト「RO69(アールオーロック)」の「中村朋美のニュートーク通信」2016年5月11日の記事「今週の一枚 アノーニ『ホープレスネス』」からの引用です)

何と言えば良いのか、自身のイノセンスさ加減を思い知らされたというか、「歌」の力を改めて再認識した次第です。私はこれらの曲を一生忘れることはないでしょう。それくらいヘビーかつ刺激的な曲でした。


こちらがYoutubeにアップされているANOHNI「DRONE BOMB ME」

そしてクラシックでは、同じくイギリス生まれのヴァイオリニスト、レイチェル・ポッジャー(Rachel Podger)によるビーバー(Biber)のロザリオのソナタ終曲「パッサカリア ト短調」の演奏が忘れられません。昨年の6月、NHK FM「古楽の楽しみ」で放送された時に聴いたのですが、余りの美しさとその深い精神性に満ちた演奏に感銘を受けました。


こちらはYoutubeにアップされている、レイチェル・ポッジャーのビーバー(Biber)ロザリオのソナタ終曲「パッサカリア ト短調」の演奏

こうしてみると、どちらもラジオで聴いた曲ばかりですね。私にとってラジオは、新たな曲、演奏を知る上で必要不可欠なものとなっているようです。

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こちらがアノーニ(ANOHNI)のファーストアルバム「Hopelessness」

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そしてこちらがレイチェル・ポッジャー(Rachel Podger)のビーバー(Biber)「ロザリオのソナタ(全曲)」(CD)。どちらもCDはまだ入手していないのですが、近いうちに是非手に入れたいと願っています(中古CDショップとかで探しても、人気盤のせいか、なかなか見つけられません)。あと、本文では書きませんでしたが、ジャズではなんといってもブラッド・メルドー(Brad Mehldau)を知ったのが大きな収穫でした。「My Favorite Things」の素晴らしい演奏が記憶に残っています。(そのことを書いた記事はこちらです→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-08-09


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ウストヴォルスカヤの交響曲第四番「祈り」を聴きました [音楽を聴いている]

ガリーナ・ウストヴォルスカヤ(Galina Ustvolskaya 1919~2006年 Wikipediaではガリーナ・ウストヴォーリスカヤと和訳されています)は私にとって、特別な作曲家です。これまで、彼女の作品のうち、ピアノソナタ、室内楽曲、協奏曲等は聴いてきた(注)のですが、交響曲は、(私が交響曲というジャンルが苦手なこともあって)まだ聴いていませんでした。今回、第一番から第五番までの交響曲のうち、第四番「祈り」(1986/7)を聴いてみました。
(注)私が過去、ウストヴォルスカヤについて書いた記事はこちらです。もし、良かったら読んでみてください。
「東欧の現代作曲家たちのピアノ協奏曲集を聴いてみました」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2010-11-18
「ウストヴォルスカヤのピアノソナタを聴いてみました」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2012-06-22

交響曲第四番「祈り」は単一楽章で構成されており、トランペット、タムタム(銅鑼)、ピアノ、アルト独唱のみで演奏時間も全曲で7分前後ととても小規模な作品となりますが。その凝縮された内容は、深く、峻厳で、余計な音が一切無く、聴き手に異常な集中力を強いるものです。この曲を評するのに素晴らしいという言葉は適切ではないのでしょう。ただただ厳しく、そして人間という存在の矮小さを強く訴えているように感じられます。歌詞の内容等は残念ながらわかりませんが、私にはこの作品でウストヴォルスカヤは「祈り」は、「神」の前で決して叶えられない点で「祈り」足り得るのだと、一切の妥協を許さず主張しているのではと思わせるほどです。

私が聴いた演奏はオランダ、アムステルダムの音楽アンサンブル「The Barton Workshop」が1993年に録音したもの(CD)です。現在、ウストヴォルスカヤの交響曲のCDは入手しにくくなってているようですが、Youtubeには彼女の色々な曲の演奏がアップされており、交響曲も聴くことができます。是非、一度彼女の作品を聴いて欲しいと思います。絶望の果てに一体、なにがあるのか、彼女はその果てにも何もないと言い切るのでしょう。この厳しい音世界に接することは、私にとって本当にスリリングかつ貴重で、何物にも代えがたい体験です。

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こちらが私が今回聴いたCD。交響曲第4番以外にもピアノソナタ第五番、チェロとピアノのためのGrand Duet、ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための三重奏曲の演奏が収められています。


そしてこちらがYoutubeにアップされている、2011年5月に開催された「the Ustvolskaya Festival」でのウストヴォルスカヤ交響曲第四番「祈り」の演奏。 YoutubeにはThe Barton Workshopの演奏もアップされています。


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アンジェラ・ヒューイットのピアノによるラモーのクラヴサン作品集を聴いています [音楽を聴いている]

以前の記事で、家内と東京都美術館で「ゴッホとゴーギャン展」を観た後、家族で銀座で食事をしたことを書きました(その時の記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-12-21が、そのとき銀座の山野楽器で購入したCDが、カナダ人ピアニスト、アンジェラ・ヒューイット(Angela Hewitt 1958年~)のラモーのクラヴサン作品集です。昨夜のクリスマスイブは義父母も呼んで、自宅でささやかなクリスマスパーティーを開いたのですが、今日は、年賀状の宛名印刷等の作業も一段落し、今はお煎茶を飲みながら、一人、静かにこのCDを聴いているところです。

ジャン・フィリップ・ラモー(Jean-Philippe Rameau 1683~1764年)のクラブサン曲集は、最近、私が特に良く聴いている曲集です。普段はクラブサン(チェンバロ)による演奏を聴いているのですが、常々、ピアノによる新しい録音を聴きたいと思っていました。運よく、山野楽器に一枚、ピアノによるクラブサン曲集のCDがあり、慌てて購入した次第です。

実は、こうして新譜を購入したのは本当に久しぶりです。経済的な理由もあって、いつもは中古のCDやレコードばかりなのですが、このCDはどうしても欲しくなってしまい購入しました。そんなこともあって、期待に胸を膨らませながら、リビングのオーディオのCDトレイに載せて聴き始めました。

このCDには第2組曲、第5組曲、第4組曲の三つの組曲が収められています。私の好きな第3組曲が入っていないのは残念ですが、一番好きな第4組曲の演奏があるのが嬉しいです。聴いてみると、テンポを遅めにとった落ち着いた演奏で、期待通りとまではいかないものの、好感の持てる演奏でした。無いものねだりとなりますが、スヴャトスラフ・リヒテル(Sviatoslav Richter 1915~1997年)のラモーのピアノ演奏のものがあれば、是非聴いてみたかったです。

穏やかなクリスマスの日曜日の午後、私はピアノによるラモーのクラブサン曲集を聴きながら、落ち着いた時間を過ごしました。

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写真はアンジェラ・ヒューイット「ラモークラヴサン作品集」(Hypeion、CD)。付いたている帯を見ると、この録音ではファツィオーリというイタリアのメーカーの楽器が使われているとのこと。新興メーカーながら、イタリアの職人が手造りで素晴らしいピアノを作っていて、前に観た、とあるテレビ番組では、前回のショパンコンクールで日本人の調律士と共に参加したことが放映されていたかと思います。そういわれてみると、確かにスタインウェイとは違った、良い意味での「軽さ」のようなものを感じます。高音部の美しさは比類ないものです。
ピアノ演奏によるラモーのクラブサン曲集といえば、何と言ってもマルセル・メイエ(Marcelle Meyer 1897~1958年)の演奏が有名で私も愛聴していますが、録音状態が良くないことだけが難点でした。今回こうして、ヒューイットによる、素晴らしい録音のピアノ演奏を楽しめるようになり、とても嬉しいです。


そしてこちらがYoutubeにアップされているフランス人ピアニスト、アレクサンドル・タロー(Alexandre Tharaud 1968年~)によるラモーのNouvelles Suitesのピアノ演奏。Youtubeにはラモーのクラブサン曲のピアノ演奏となりますと、他にもグレゴリー・ソコロフ(Grigory Sokolov 1950年~)の演奏などもアップされています。こちらも素晴らしい演奏です。


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Youtubeでミシェル・ファン・デル・アーの作品を聴いてみました [音楽を聴いている]

いつも音楽鑑賞の参考にさせて頂いているブログで、オランダの現代作曲家、ミシェル・ファン・デル・アー(Michel van der Aa 1970年~)の新譜(ヴァイオリン協奏曲その他)が紹介されていました。私はこれまで、この作曲家の作品を聴いた事はなかったのですが、「ヨーロッパで今、最も活躍する作曲家」とのこと。どんな作品を書いているのか、関心を持ちました。調べてみると、Youtubeに、幾つかの作品がアップされているようです。さっそくYoutubeで、彼の作品を聴いてみることにしました。

今回、聴いてみたのはグロマイヤー賞作曲部門受賞作品である「アップ・クローズ ~ 独奏チェロ、弦楽合奏並びにフィルムのための」(「Up-close」)(2010年)と「'Oog' for cello and soundtrack」(1995年)です。感想は、「なんというか、本当に現代音楽らしい現代音楽だなあ・・・」といったものでした。変な言い方になってしまいますが、多分、一般の方が現代音楽ってこんな感じだよなと思っているような音楽なのです。現代音楽の中道と言えばよいのでしょうか?ヨーロッパ的な伝統というか保守性のようなものを強く感じます。クラシック音楽に慣れた耳には、とても聴きやすい現代音楽です。

こうした、奥歯に物が挟まったような言い方ばかりしているのには訳があります。二作品だけしか聴いていないのに断定してしまうのは問題かもしれませんが、なんだか私には、彼の音楽が少し古臭く感じられてしまったのです。なにか既成の枠の中に収まってしまっているような印象を受けます。非常に高品質な音楽であることは分かるのですが、夢中にはなれませんでした。

とはいえ、もう暫くの間は、彼の音楽を色々と聴いてみようと思います。とても聴きやすく、分かりやすい、ヨーロッパの伝統に根ざした現代音楽であることは間違いないわけですから。


こちらは「'Oog' for cello and soundtrack」(1995年)

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写真は今回、ブログで紹介されていた新譜、ミシェル・ファン・デル・アー「ヴァイオリン協奏曲 | ヒステリシス ~ クラリネット、アンサンブルとサウンドトラックのための」(CD)。私は未聴ですが、いつか機会を見つけて聴いてみようと思います。


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私の、思い出の80年代の洋楽曲を紹介します (2) [音楽を聴いている]

以前、私が10代後半から20代前半にラジオやレコードで聴いていた80年代の思い出の曲を纏めて紹介しました(その時の記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-09-15が、また同じように、忘れることのできない懐かしい曲を纏めて紹介したいと思います。

まずはアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスの女性6人組のソウルバンド、クライマックス(Klymaxx)が1984年に発表したアルバム「Meeting in the Ladies Room」に収録されていて、1985年にシングルカットされた「I Miss You」です。この曲はその後、ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)やBoyz Ⅱ Menがカバーしました。残念ながらバンドのクライマックスはこの曲以外はヒット曲に恵まれず、所謂、一発屋となってしまいましたが、この曲の輝きは決して失われることはないと思います。名曲です。


次に紹介する曲は、アイルランドで活動するシンガーソングライター、クリス・デ・バー(Chris de Burgh 1948年~)が1986年に発表した「The Lady in Red」です。シングルは全英1位・全米3位の大ヒットを記録し、映画「ワーキング・ガール」やコメディ映画「ドッジボール」「ベイビーママ」、日本のドラマ「HOTEL」などで使われました(この一文はWikipedia「クリス・デ・バー」の解説の文章の、一部語尾や接続詞の変更を加えているものの、ほぼそのまま引用しています)

このYoutubeの背景に使われているセクシーな映像は、1984年のアメリカ映画「ウーマン・イン・レッド』(原題:The Woman in Red)の有名なシーンです。

そして、最後に紹介するのが、ハワイ出身の男性歌手、グレン・メデイロス(Glenn Medeiros 1970年~)の、1986年のデビュー曲となる、ジョージ・ベンソンのカバー 「Nothing's Gonna Change My Love For You」(邦題「変わらぬ想い」)です。この曲は色々なアーティストやグループがカバーしているのですが、私にとっては、初めてこの曲を知るきっかけとなったグレン・メデイロスのものが一番しっくりします。


今回、紹介した私の思い出の洋楽曲ですが、どれも1980年代半ばのものばかりですね。私は1986年に大学を卒業、就職しましたので、ちょうどこれらの曲は私の人生の、大きな転機の時期と重なります。そういうこともあって、忘れられない曲となっているのかもしれません。また、こうして並べてみると私の嗜好も分かりますね。メロディアスで、落ち着いた暖かな曲調、聴いていて優しい気持ちになれるような曲ばかりです。

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写真はクライマックス(Klymaxx)「Meeting in the Ladies Room」(CD)


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大阪曽根崎町のジャズバー「Bar 真湯」のマスターから薦められたもの (2) [音楽を聴いている]

以前の記事で、大阪出張時に訪れた曽根崎町にあるジャズバー、「Bar 真湯」でかかっていたLPが、私が大好きなジャズ、フュージョンアーティストのものばかりで、私がこのバーをすっかり気に入ってしまったことを書きましたが、その時に、マスターから教えてもらったLPが「BAHANA JAM」(LP二枚組)です。これは、

『ハバナ・ジャム』(Havana Jam)はキューバのハバナにある「Karl-Marx Theatre」で1979年3月2日から3月4日にかけて行われたコンサート・イベント「ハバナ・ジャム (Havana Jam)」を収録したライブ・アルバム。様々なジャンルと現地キューバン・ミュージックが融合した物となった。(以上、Wikipedia「バハナ・ジャム」の解説文からの引用です)

もので、アメリカからはウェザー・リポート(Weather Report)、ステファン・スティルズ(Stephen Stills)、リタ・クーリッジ(Rita Coolidgh)そしてスタンゲッツ(Stab Getz)、デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)、シダー・ウォルトン(Ceder Walton)等が参加するCBS Jazz All-Starsといった、当時、CBSと契約していたアーティストたち、そしてキューバからはイラケレ(IRAKERE)、サラ・ゴンザレス(Sara Gonzalez)といった一流ミュージシャンが参加し、時にはコラボレーションもするという、素敵なアルバムです。

とはいえ、このアルバムの最大の聴きどころは、なんといってもウェザー・リポートとそのメンバーであったジャコ・パストリアス(Jaco Pasutorius)ではないかと思います。実際、このライブが行われた1979年はウェザー・リポートの絶頂期と言ってもよい時期にあたり、「BAHANA JAM」では最初に「Black Market」が収められているのですが、この演奏は本当に素晴らしいものです。それ以外にもジャコ・パストリアスとジョン・マクラフリン(John McLaughlin)、トニー・ウィリアムス(Tony Williams)のスペシャルセッション、トリオ・ザ・ドゥーム(Trio of Doom)の演奏等はとても貴重なものです。

大阪出張から帰って早速このアルバムを探してみると、横浜、関内の中古CD・レコードショップに「BAHANA JAM」と「BAHANA JAM 2」(どちらもCD)があることが分かり、早速、先週末にショップを訪れて入手しました(ちょうどセール実施中ということもあって、両方合わせて、なんと2000円ちょっとという安さで入手することができました)。

「BAHANA JAM 2」(CD二枚組)の方には「BAHANA JAM」と比べると、よりジャズ、フュージョン寄りの演奏が多く収録されていて、更に心地よいものとなっています。これは良いですね。たしか「Bar 真湯」のマスターは「BAHANA JAM 2」は持っていなかったようなので、今度、大阪に行くときには、これを一緒に持って行って聴いてもらおうと思っています。マスターはジャコ・パストリアスの大ファンで、彼の演奏をほぼ、コンプリートで揃えていると言っていたので、悔しがるかもしれませんね。

今回の大阪出張、そして「Bar 真湯」のマスターからは多くの事を教えてもらいました。お陰でまた愛聴盤が増えました。ありがとうございました。

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写真は「BAHANA JAM」と「BAHANA JAM 2」。「BAHANA JAM 2」の裏ジャケットはなんと、ハバナの陽射しの中で目を閉じて天を仰いでいる上半身裸のジャコ・パストリアスのポートレート写真です。


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機会を見つけては、これまで行ったことのないジャズ喫茶店を訪れています [音楽を聴いている]

私は、ネットでこれまで行ったことのないジャズ喫茶店を探しては機会を見つけて訪れるようにしています。最近では8月に水戸市にある「Jazz Room Cortez」(「コルテス」)というお店に、そして、9月には東京、神田小川町にあるジャズ喫茶「JAZZ Olympus!」に行ってきました。

「Jazz Room Cortez」は、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016」に家内と次女が行くことになり、運転役として茨城県ひたちなか市まで日帰りで往復した時に、(帰りの)迎えに行くまでの自由な時間を使って訪れました。CD'プレーヤーはマークレビンソン、アンプもプリアンプ、パワーアンプ共にマークレビンソン(その上、パワーアンプは中音域用と低音域用に夫々二台づつあてがうという贅沢さ)、そしてスピーカーはJBLの「あの幻の逸品、4350アーリーモデル(初期型)超希少なホワイトコーンウーファー仕様」(以上、「Jazz Room Cortez」のHPの紹介文からの引用)という超絶ハイエンド仕様で、私が行った時はクリス・ボッティ(Chris Botti 1962年~ )やボブ・バーグ(Bob Berg 1951~2002年)がPCオーディオでかかっていました。この究極のオーディオシステムから出てくる「音」は本当に素晴らしいものです。多分、今まで私が聴いたステレオサウンドの中でも頂点に位置すると思われます。思わず目を閉じ、じっくりと耳を傾けました。

もう一軒の、神田小川町にあるジャズ喫茶「JAZZ Olympus!」も素晴らしいオーディオシステムを誇っており、レコードプレーヤーはガラードとトーレンス、プリ、パワーアンプはJBL、そしてスピーカーもJBL「Olympus」の最上級モデル「Olympus D50 S8R」という贅沢さです。金曜日の午後、(会社を早退して)訪れた時は、クリフォード・ブラウン(Clifford Brown 1930~1956年)、エリック・ドルフィー(Eric Dolphy 1928~ 1964年)といった、ジャズの巨人たちのレコードがかかっていました。午後二時以降は「音楽タイム」となり、音量も上がり、更に音楽を楽しむことができます。こちらも「音」は「Jazz Room Cortez」に負けず劣らずの素晴らしさで、所謂、JBLサウンドを存分に楽しめます。

英語の店名、そしてJBLのスピーカーを用いたハイエンドのオーディオシステム以外で、この二店で共通することと言えば、とても明るく、シックな店内であり、居心地がとても良いこと、そして飲み物がとても美味しい(「JAZZ Olympus!」はカレーが美味しいことでも有名)ことです。店内の様子をお見せしたいのですが、(自分は)写真を撮らなかったので、この二店を写真付きで紹介しているJBLのHP「JBLが聴ける店」の紹介頁を、以下貼っておきます。是非、ご覧になって下さい。どちらも本当に素敵なお店ですよ。

「Jazz Room Cortez」
http://jbl.harman-japan.co.jp/soundofjbl/shop/cortez/
「JAZZ Olympus!」
http://jbl.harman-japan.co.jp/soundofjbl/shop/olympus/

私は、こうして、これまで行ったことのないジャズ喫茶店を訪れることを楽しみにしています。今後、是非訪れたいと思っているお店は静岡県熱海市にある老舗ジャズ喫茶「ゆしま」です。なんと、このお店のママは90歳を超えていらっしゃると聞いています。なんとか(会社を休んででも)今年中には訪れようと考えています。

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写真は私が神田小川町のジャズ喫茶「JAZZ Olympus!」で聴いた「クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス」


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