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アンデルシェフスキのカーネギーホールでのライブ録音を聴いてみました [音楽を聴いている]

いつも参考にしているクラシック音楽、それもピアノ曲を主に演奏家の視点からを紹介しているブログ「気ままな生活」(すいません、私は勝手に紹介していますが何か問題がありましたらご連絡ください。すぐに削除いたします)で紹介されていて興味を持ち、今回、入手してみたのがポーランド出身のピアニスト、ピョートル・アンデルシェフスキ(Piotr Anderszewski 1969年~)の「 ライヴ・アット・カーネギー・ホール」(CD2枚組)です。私にとっては久々の現役ピアニストの演奏、それもライブ録音ということもあって、わくわくしながら聴き始めました

一聴して、ロマンティックで深みのある丁寧で素晴らしい演奏だと感じ入りました。何と言っても、私の大好きなピアニストであるユーリ・エゴロフ(Youri Egorov 1954~1988年)なみにタッチが美しいです。こんなピアニストがいたのか(それも何度も来日してリサイタルをおこなっているようです)と自らの不勉強を恥じた次第です。このライブ録音ではバッハやベートーヴェンもさることながらシューマン「ウィーンの謝肉祭の道化 作品26」の演奏には驚かされました。私はこの曲については、これまでリヒテル(Sviatoslav Richter 1915~1997年)の演奏で楽しんでいたのですが、アンデルシェフスキの演奏は、こういう弾き方があったのかという驚きがあります。決して奇をてらったものではなく、むしろオーソドックスな、情緒とパッションに溢れた演奏なのですが、何故かとても現代的に感じられるのです。

久々に素晴らしい現役のピアニストの演奏に接することができました。これから折にふれて、彼の演奏を楽しんでみようと思います。特に彼の弾くシューマンが素晴らしかったので、「シューマン/ピアノ作品集」は聴いてみたいです。とはいえYoutubeには数多くの彼の演奏がアップされていて、気軽に彼のシューマンやバッハの素晴らしい演奏を楽しむことができます。その中でも私のお勧めは、先ほど紹介したブログ「気ままな生活」でも紹介されていた「ペダル・ピアノのための練習曲集 作品56」です。これはアンデルシェフスキがピアノ独奏用に編曲したものとのことですが、まるで最初から、このピアノ曲があったかのような自然さを感じさせます。曲、編曲、演奏の三拍子が揃った素晴らしいものです。是非一度聴いてみてください。

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写真はピョートル・アンデルシェフスキ「 ライヴ・アット・カーネギー・ホール」(CD2枚組)。見ての通り彼はとてもハンサムなのですが、自分も自信があるのか、本CD含め、(例のルイス・ミゲルと同様)ジャケット(やジャケット裏)が自分の顔のアップ写真だったりして、そこだけはちょっとなーと思ってしまいました(苦笑)。


こちらがYoutubeにアップされている「ペダル・ピアノのための練習曲集 作品56」


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またまた、ルイス・ミゲルのCDを購入してしまいました [音楽を聴いている]

以前、今年の三月に横浜の中古LP・CDショップ(「レコファン横浜西口店」)でルイス・ミゲル(Luis Miguel 1970年~)のCD(「Busca una Mujer」)を購入したことを記事にしましたが(以前、紹介した時の記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2017-03-01、先週末に同じ中古中古LP・CDショップを訪れた時に、またまた、彼のCD(中古)を購入してしまいました。

今回、購入したのは1996年に発表された「Nada Es Igual」で、彼にとっては17作目のアルバムとなります。残念と言うか幸運なことに、日本では彼の作品はあまり人気がないのか、中古市場でとても安く手に入れることができます。今回も500円を切る価格で購入することができました。私がこうしてルイス・ミゲルのCDを良く購入するのは、値段が安くて手軽に入手できるのが、実は最大の理由だったりします。(汗)

彼の作品は、(「ボレロ」を情緒豊かに歌った「ロマンス」シリーズも含め)とても聴きやすく、明快なものです。悪く言えばワンパターンというかどれも同じ感じ、良く言えば安心感というか、どの作品も期待を裏切らない非常に質の高いラテンポップということになるのですが、どこかで聴いたことのあるような親しみ易いメロディがとても魅力的で、ついつい購入していまいます。もう既に、(きちんと数えたことはないのですが)私は10枚を優に超える彼のCDを持っているかと思います。

彼の歌、特に彼が力いっぱい歌ったバラードは、聴いていて本当に元気がでます。今回、購入したCDはジャケットも、いつもの彼の顔をアップながら、それほどくどさが目立たず良いですね(苦笑)。誰にも薦められるコンテンポラリーなラテンポップの良作だと思います。

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写真はルイス・ミゲル「Nada Es Igual」。中古CDショップに行くと、クラシックとジャズ以外で必ずチェックするのが、このルイス・ミゲルとイヴァン・リンス(Ivan Lins 1945年~ )の二人です。どちらも、魅力的な歌声と親しみやすいメロディが最大の魅力です。


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蒲田のジャズ喫茶店で素敵なジャズアルバムを知りました [音楽を聴いている]

先日、久しぶりに東京、蒲田のジャズ喫茶店(「直立猿人」)を訪れたところ、とても素敵なテナーのワンホーン・ジャズが聴こえてきました。慌てて、レコードを確認するとウェイン・ショーター(Wayne Shorter 1933年~)が1966年にブルーノートに吹き込んだ「Adam's Apple」というアルバムでした。

私はウエイン・ショーターのアルバムについては、これまで、それほど聴いていません。ウエイン・ショーターが加入していた60年代のマイルス・デイヴィスクインテットや70年代におけるウェザー・リポートでの演奏はよく聴きましたが、彼のリーダーアルバムとなると記憶に残っているのは、昔、学生時代に聴いた「Native Dancer」と「Super Nova」くらいです。(汗)

この「Adam's Apple」は、ウェイン·ショーター (ts)、ハービー·ハンコック (p)、レジー·ワークマン (b)、ジョー·チェンバーズ (ds)によるワンホーンカルテットの作品です。その音楽は、いかにもジャズ喫茶店で聴くのがぴったりといった感じで、ブルージィな雰囲気が1960年代の香りを醸し出しています。

一部にはこのアルバムをウエイン・ショーターの最高傑作として推す方もいるようですが、さもありなんと思わせます。アルバムのどの曲も素晴らしく、控え目でクールなテナーサックスの音色が冴えわたっています。

この歳になって、素晴らしいジャズアルバムを知ることができました。いつかCD(LP)を入手したいと思います。

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写真はウエイン・ショーター「Adam's Apple」(BlueNote)

また、こちらのジャズ喫茶店では、以前も素晴らしいアルバムを聴かせて貰った思い出があります。それはチャールズ・ミンガス(Charles Mingus 1922~1979年)が1970年10月、パリで録音した「Blue Bird」というLPでして、その、とてもパワフルなミンガスミュージックは深く印象に残っています。この録音は現在「Charles Mingus in Paris」というCD(二枚組)で「Blue Bird」を含むパリでの全セッションを聴くことができるようです。こちらもいつか手に入れたいものです。

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こちらがチャールズ・ミンガス「Blue Bird」

(2017年5月15日追記)
この週末に横浜西口のダイエー内にある中古レコード・CDショップ「レコファン」で、「Blue Bird」の中古レコード(オリジナル盤ながらジャケットに破れあり)が1,450円で売られているのを見つけました。希少盤ですので、この値付けは妥当ながらも、(私にとっては)少々高価だったので購入を断念しました。今後、セール等でもっと安く購入なればゲットすべきか、それとも全セッションが収録されたCDの方を購入した方が良いのか、難しい判断を迫られることになりそうです。


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ルイス・ミゲルの中古CDを購入しました [音楽を聴いている]

二月の二週間程の休暇中に、一人立ち寄った横浜駅近くの中古CD・LPショップで、プエルトリコ生まれのメキシコ人歌手であるルイス・ミゲル(Luis Miguel 1970年~)の中古CDがとても安く売られていたので、一枚、購入してみました。

今回、購入したCDは1988年(なんとルイス・ミゲルは当時18歳の若さです)に発表された、彼の通算10作目(!)となる「Busca una Mujer」です。ルイス・ミゲルは私の大好きなラテンポップシンガーでして(以前、紹介した時の記事はこちら→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2013-01-16、今でも時々手持ちのCDを聴いています。

曲、歌そして演奏もよしと、三拍子揃ったルイス・ミゲルのCDですが、唯一不満というか残念なのはジャケットセンスでして、今回購入したCDのジャケットも、ちょっといただけない感じです。このCDを一目観た家内は、「また、この人のCDを買ったの?」と呆れていました。

でも、曲と歌は本当に素晴らしいものです。もしまだ聴いたことが無いようでしたら、是非一度、彼の音楽、それも「ボレロ」を情緒豊かに歌ったシリーズよりも、むしろ、(彼が元気一杯に歌っている)コンテンポラリーなラテンポップ曲を聴いてみてください。お勧めですよ。

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写真はルイス・ミゲルが1988年に発表したCD「Busca una Mujer」


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EWFのバンドリーダーだったモーリス・ホワイトのソロアルバムを聴きました [音楽を聴いている]

以前の記事で二月の休暇中に神保町の中古CDショップを訪れ、ドイツの古典派音楽の作曲家であるカール・フリードリヒ・アーベルのCDを入手したことを書きましたが、その日、神保町の別の中古LPショップでセールとなっていて、500円という安さに惹かれ、つい購入してしまったLPが、アース・ウィンド・アンド・ファイアーのバンドリーダー、モーリス・ホワイト(Maurice White 1941~2016年)が1985年に発表したソロアルバム「Maurice White」(米オリジナル盤)です。

このアルバムはモーリス・ホワイトの唯一のソロアルバムで、収録されている曲である「アイー・ニード・ユー」は珠玉のバラード曲として特に有名です。他の曲も、良い曲ばかりで、まさしくブラックコンテンポラリーの名盤と言ってよいアルバムかと思います。モーリス・ホワイトの声がなんといっても甘く豊かで、うっとりしてしまいます。聴いていて本当に気持ちいいです。

如何にも80年代といった感じですが、今、聴いても不思議と古さを感じないのが素晴らしいですね。自室でじっくりと、このLPを聴きながら、私は少し幸せな気分を味わう事ができました。

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写真はモーリス・ホワイトのソロアルバム「Maurice White」


そしてこちらがYoutubeにアップされているモーリス・ホワイトの「アイー・ニード・ユー」。名曲です。


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最近になって、アーベルというドイツ古典派音楽の作曲家の曲を知りました [音楽を聴いている]

二月に入ってから、二週間の休暇を取り、そのうち一週間は家内と二人で海外旅行をしたこともあって、ブログの更新がほったらかしになってしまっていました。やっと今日あたりから、いつもの生活に戻ったので、これからぼちぼちと記事をアップするつもりです。ご心配をお掛けし、申し訳ありませんでした。今後とも宜しくお願いの程、申し上げる次第です。

本来でしたら、時系列順に、(家内と二人での)海外旅行のことから書くべきなのでしょうが、今回は、リハビリを兼ねて、まずは最近知った作曲家とその作品について、ご紹介したいと思います。

いつも、朝聞いているインターネットラジオで、バロック音楽専門番組である「Otto's Baroque Music Radio」を聴いていたところ、とても素敵な古典派の音楽が流れてきました。慌てて誰の曲か確認するとAbelという作曲家の、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ(Op.2、No.2)であるとのことでした。私にとって、初めて聞いた作曲家だったので早速、Wikipediaで調べてみると、

カール・フリードリヒ・アーベル(Carl Friedrich Abel, 1723年12月22日 - 1787年6月20日)は、ドイツの古典派音楽の作曲家。ヴィオラ・ダ・ガンバの音楽史上最後の名手であり、そのための貴重な音楽を作曲した。(以上Wikipedia「カール・フリードリヒ・アーベル」の解説文からの引用です)

とのことで、J・S・バッハの推薦で、ドレスデンのの宮廷楽団に入ったり、J・S・バッハの11番目の息子、ヨハン・クリスティアン・バッハとロンドンで定期演奏会を行ったりした人物で、モーツァルトが少年時代にロンドンを訪れた際、勉強のために筆写したアーベルの曲が、誤ってモーツァルト作曲『交響曲第3番 変ホ長調 K.18』として目録に載った(原曲はアーベル作曲『6つの交響曲集 Op.7』の第6曲)ことで有名だそうです。(この一文もWikipedia「カール・フリードリヒ・アーベル」の解説文のほぼそのままの引用です)

その後、この二月の休暇中に神保町の中古CDショップを訪れたときに、インターネットラジオで聴いた同じ演奏が収録された中古CDがとても安価で売られているのを見つけ、早速入手、それ以来、端正ながらも豊かな音楽性を感じられるこのCDは私の愛聴盤となっています。

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写真は、今回、私が入手したカール・フリードリヒ・アーベルの「SIX SONATAS Op.2」(CD)

是非、機会があればカール・フリードリヒ・アーベルの音楽を聴いてみてください。一見、単純で素朴なようで、奥深いところで高い精神性を感じられるかと思います。今年になって初めて知った、私の一押しの作曲家です。


こちらはYoutubeにアップされているカール・フリードリヒ・アーベルの「Adagio in A-Major」。こちらもとても落ち着いた美しい曲です。


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隣駅近くにある中古レコードショップを訪れました [音楽を聴いている]

自宅最寄り駅の隣駅近くに「ゴクラク(GOKURAKU)」という、かなり個性的な中古レコード屋さんがあり、機会がある毎に立ち寄っては、品揃えを確認するのが楽しみとなっています。以前はこの駅にはタチバナレコードという中古レコード屋もあったのですが2012年5月に閉店し、青葉区鴨志田の方に移転してしまったので、今、この駅周辺にある中古レコード店はここだけです。

この「ゴクラク(GOKURAKU)」ですが、ロック(ハードコアからプレグレまで幅広くカバー)、R&B、ブルース、ジャズ等の、かなりマニアックな中古レコード・CDを取り扱っており、見てて飽きることがありません。

先日も、週末に一人で訪れ、興味あるジャンルの中古レコードを一通りチェックしました。ロックはレア盤もかなりありますし、また一枚100円、300円の投げ売りコーナーにも、ちょっと気になるレコードがあったりして、なかなか楽しい時間を過ごしました。

結局、この日はアルトサックス奏者であるアーサー・ブライス(Arthur Blythe 1940年~)が1980年に録音した、かなりフリー色の強いジャズファンクアルバムである「Illusions」(中古LP)を購入しました。たしかこの録音は一度CD化されたものの、すぐ廃盤になってしまってCDでの入手が現在、困難になっているのです。A面ではギタリストのジェームス・ブラッド・ウルマー(James Blood Ulmer 1940年~)も共演していて、ブラック色の強い、かなり尖がった演奏がとても魅力的で、今聴いても古さを感じることはありません。

良い買い物ができてとても満足しています。私にとって「ゴクラク(GOKURAKU)」はこれからもずっと続いて欲しい中古レコードショップの一つです。

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こちらが。「ゴクラク(GOKURAKU)」で今回入手したArthur Blythe 「Illusions」


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私が最初に買ったレコードについて [音楽を聴いている]

この間、夜、自室でボーっとしながら、自分が生まれて最初にどんなレコードを買ったのか、つらつらと思い返しました。

まずクラシック音楽で最初に買ったレコードは、たしか、今から40年以上前、中学一年の時に購入した、ピアノはアルゼンチン出身の女性ピアニスト、マリア・アルゲリッチ(Maria Martha Argerich 1941年~)、指揮はイタリア出身のクラウディオ・アバド(Claudio Abbado 1933~2014年)、ロンドン響によるショパンのピアノ協奏曲第一番(裏面はリストのピアノ協奏曲)です。ある日、突然、ショパンのピアノ協奏曲のレコードが欲しくなり、そのままレコード屋さんに突撃して購入しました。その後、何故か自分がショパンのレコードを購入したことが恥ずかしくなってしまい、そのまま姉に、(ちょうどタイミングも良かったので)姉の誕生日のプレゼントとしてあげてしまいました。ちなみに私が姉に誕生日のプレゼントをあげたのは、後にも先にもこの時だけです(汗)。
この演奏は1968年の録音ですが、音も良く、また演奏もピアノ、オケ共に若々しい(アルゲリッチ27歳、アバド35歳ですから・・・)もので、今でもたまに聴きたいと思うものです。衝動買いした割には良い演奏を選んでいますね。多分、レコード屋さんで、どの演奏が良いのか訊いて購入したのだと思います。

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ジャズでは、たしか高校生(もしかしたら中学生)のときに買ったと思うのですが、キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley 1928~1975年)の、1958年録音のアルバム「Somethin' Else」です。皆さんもご存じの通り、キャノンボール・アダレイ名義にはなっているものの、実際にはマイルス・デイヴィス(Miles Davis 1926~1991年)のアルバムでして、一曲目の「枯葉」の演奏は特に名演として知られています。当時、ジャズを聴いてみたいと、これまた突然に思い立ち、本屋さんで買ったジャズ雑誌でこのレコードが推薦されていたのも読み、購入したかと思います。しかし当時はこのレコードを聴いても、全然良さが分からなかったです。お小遣い丸々一ヶ月分位の大金をはたいて買ったにもかかわらず、何回聴いても、つまらなくて、半泣きになった思い出があります(苦笑)。買ったレコードは間違っていなかったのですが、自分の耳がまだ、まったく大人になっていなかったという事ですね。勿論、今はこの盤の素晴らしさは分かりますし、たまに聴いてみたいとも思うのですが、この恥ずかしい思い出のせいか、これまで、なんとなく自分からかけることは無かったです。今は九州の実家のレコードラックに眠っているので、今度、帰省した時に久しぶりにじっくり聴いてみようと思います。

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そしてロックのジャンルで、最初に買ったレコードは確か、中学一年か二年の時に親にせがんで買ってもらったビートルズの1967年のアルバムである「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」です。当時、中学校ではビートルズが流行っていて、みんながビートルズのLPを持っているのに自分だけ一枚も持っていなくて、どうしても欲しくて欲しくて、親にせがんで買ってもらいました。実はこのレコードも「Somethin' Else」同様、最初に聴いた時は全然、良さが分かりませんでした。世評は非常に高いのですが、私は今でも、このレコードはビートルズの中では異色作だと思っています。あんなにせがんで買ってもらったのに、当時、あまり好きになれなくて辛い思いをしました。私にとってはちょっとトラウマじみた思い出となっています。

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こうしてみると、ジャズやロックでは、名盤を買っておきながら、その良さが理解できなかったことは、何とも切ない話ですね。まあ、歴史に残るような演奏が聴きやすい音楽かというと、そういう訳では決してないことは今では良く分かりますが・・・

このような音楽体験をしながらも、なんとかその後、ジャズもロックも良く聴くようになりました。特にジャズは、その素晴らしさは大学生になってから、それも三年生くらいの時になって、ようやく理解できるようになりました。今は私にとって、欠くべからざる音楽となっています。

ちなみに、私が生まれて初めて女性にプレゼントしたレコードは、ソビエト連邦出身のスヴャトスラフ・リヒテル(Sviatoslav Richter 1915~1997年)のピアノ、 ポーランド出身のスタニスラフ・ヴィスロツキがワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したラフマニノフのピアノ協奏曲第二番とリヒテルのソロによる同じくラフマニノフの前奏曲集(1959年録音)です。高校二年生の時にピアノを本格的に勉強していた同級生の女の子にプレゼントして告白しましたが見事にふられました(泣)。大学生になってからは、自分の好きな音楽をカセットテープにダビングして渡したりはしたのですが、女性にレコードをプレゼントしたのは、この一回だけです。多分、これからも、もう女性にレコード(CDも)をプレゼントすることはないような気がします。なんとも苦い思い出なのですが、でも、レコードのチョイスに関しては、なかなか良いセンスしていたなと今でも思います。思春期の貴重な思い出であり、私にとって忘れることのできないレコードです。

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以上、私の超個人的な思い出話でした。こんな話に最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました。


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特に印象に残っている、昨年聴いた曲、演奏について [音楽を聴いている]

昨日の夜遅く、自室で独り、「いいちこカップ12度(200ml)」を飲み、ボーっとしながら、昨年聴いた曲、演奏の中で、特に印象に残ったのは何だったか、思い出してみました。

ロック/ポップスで、すぐに思い浮かんだのは、アノーニ(ANOHNI)の「DRONE BOMB ME」と「4 DEGREES」です。昨年の5月、NHK FM「ワールドロックナウ」でこれらの曲を聴くまで、私は、このイギリス出身の〈女性〉アーティストのことをまったく知りませんでした。彼女はトランスジェンダーで、以前(90年代半ば)はアントニー&ザ・ジョンソンズを率いて、多くのアルバムも出していた(私は未聴)のですが、2016年にアノーニの名前でソロ活動を開始、これら2曲が収録されたファーストアルバム「Hopelessness」を発表したというわけです。

一聴しただけで私はまさしく打ちのめされました。

1曲目の、“Drone Bomb Me”は、アフガニスタンでアメリカのドローンに家族を殺された女の子の視点から歌われているのだが、歌詞が強烈で、「ドローン、私を爆破して」「私の頭をぶっ放して/私のきれいな内蔵を破壊して」「私を最初に殺して/そんなにイノセントじゃないのよ」「だから今夜は私を選んで」と綴られているのだ。恐ろしいことにどこかセクシーですらあり、男社会を揶揄しているのだとも思う。しかもこれが、キラキラなエレクトロニック・サウンドに乗せて歌われるのだ。
続く2曲目“4 Degrees”では、「たった4度でしょ」「それなら世界がゆで上がるのがみたい」「犬が水を欲しいと鳴くのが聴きたい/魚が腹を上にして海に浮かぶのが見たい」「森が燃えて動物が死ぬのが見たい」と、今のトップ40に入りそうな感極まるポップ・チューンで歌い上げるのだ。
(以上、ロックの最前線とあなたをつなぐ、最強の音楽情報サイト「RO69(アールオーロック)」の「中村朋美のニュートーク通信」2016年5月11日の記事「今週の一枚 アノーニ『ホープレスネス』」からの引用です)

何と言えば良いのか、自身のイノセンスさ加減を思い知らされたというか、「歌」の力を改めて再認識した次第です。私はこれらの曲を一生忘れることはないでしょう。それくらいヘビーかつ刺激的な曲でした。


こちらがYoutubeにアップされているANOHNI「DRONE BOMB ME」

そしてクラシックでは、同じくイギリス生まれのヴァイオリニスト、レイチェル・ポッジャー(Rachel Podger)によるビーバー(Biber)のロザリオのソナタ終曲「パッサカリア ト短調」の演奏が忘れられません。昨年の6月、NHK FM「古楽の楽しみ」で放送された時に聴いたのですが、余りの美しさとその深い精神性に満ちた演奏に感銘を受けました。


こちらはYoutubeにアップされている、レイチェル・ポッジャーのビーバー(Biber)ロザリオのソナタ終曲「パッサカリア ト短調」の演奏

こうしてみると、どちらもラジオで聴いた曲ばかりですね。私にとってラジオは、新たな曲、演奏を知る上で必要不可欠なものとなっているようです。

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こちらがアノーニ(ANOHNI)のファーストアルバム「Hopelessness」

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そしてこちらがレイチェル・ポッジャー(Rachel Podger)のビーバー(Biber)「ロザリオのソナタ(全曲)」(CD)。どちらもCDはまだ入手していないのですが、近いうちに是非手に入れたいと願っています(中古CDショップとかで探しても、人気盤のせいか、なかなか見つけられません)。あと、本文では書きませんでしたが、ジャズではなんといってもブラッド・メルドー(Brad Mehldau)を知ったのが大きな収穫でした。「My Favorite Things」の素晴らしい演奏が記憶に残っています。(そのことを書いた記事はこちらです→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-08-09


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ウストヴォルスカヤの交響曲第四番「祈り」を聴きました [音楽を聴いている]

ガリーナ・ウストヴォルスカヤ(Galina Ustvolskaya 1919~2006年 Wikipediaではガリーナ・ウストヴォーリスカヤと和訳されています)は私にとって、特別な作曲家です。これまで、彼女の作品のうち、ピアノソナタ、室内楽曲、協奏曲等は聴いてきた(注)のですが、交響曲は、(私が交響曲というジャンルが苦手なこともあって)まだ聴いていませんでした。今回、第一番から第五番までの交響曲のうち、第四番「祈り」(1986/7)を聴いてみました。
(注)私が過去、ウストヴォルスカヤについて書いた記事はこちらです。もし、良かったら読んでみてください。
「東欧の現代作曲家たちのピアノ協奏曲集を聴いてみました」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2010-11-18
「ウストヴォルスカヤのピアノソナタを聴いてみました」
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2012-06-22

交響曲第四番「祈り」は単一楽章で構成されており、トランペット、タムタム(銅鑼)、ピアノ、アルト独唱のみで演奏時間も全曲で7分前後ととても小規模な作品となりますが。その凝縮された内容は、深く、峻厳で、余計な音が一切無く、聴き手に異常な集中力を強いるものです。この曲を評するのに素晴らしいという言葉は適切ではないのでしょう。ただただ厳しく、そして人間という存在の矮小さを強く訴えているように感じられます。歌詞の内容等は残念ながらわかりませんが、私にはこの作品でウストヴォルスカヤは「祈り」は、「神」の前で決して叶えられない点で「祈り」足り得るのだと、一切の妥協を許さず主張しているのではと思わせるほどです。

私が聴いた演奏はオランダ、アムステルダムの音楽アンサンブル「The Barton Workshop」が1993年に録音したもの(CD)です。現在、ウストヴォルスカヤの交響曲のCDは入手しにくくなってているようですが、Youtubeには彼女の色々な曲の演奏がアップされており、交響曲も聴くことができます。是非、一度彼女の作品を聴いて欲しいと思います。絶望の果てに一体、なにがあるのか、彼女はその果てにも何もないと言い切るのでしょう。この厳しい音世界に接することは、私にとって本当にスリリングかつ貴重で、何物にも代えがたい体験です。

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こちらが私が今回聴いたCD。交響曲第4番以外にもピアノソナタ第五番、チェロとピアノのためのGrand Duet、ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための三重奏曲の演奏が収められています。


そしてこちらがYoutubeにアップされている、2011年5月に開催された「the Ustvolskaya Festival」でのウストヴォルスカヤ交響曲第四番「祈り」の演奏。 YoutubeにはThe Barton Workshopの演奏もアップされています。


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